■今日買った本。計6300円。
a)マヤルカ古書店にて。
1・佐藤ジュンコ『月刊佐藤純子』ちくま文庫 ¥1026
2・松田道雄『おやじ対こども』岩波新書 ¥324
b)古本オヒョイにて。→初開催、初会場入り。
3・辰巳ヨシヒロ『人生なすび』ナポレオンブックス ¥2600 saba
4・飯沢匡『飯沢匡刺靑小説集』立風書房 ¥500 sitisan
5・飯沢匡『飯沢匡諷刺小説集』立風書房 ¥500 sitisan
c)ほんとレコードにて。
6・かこさとし・絵/文『かこさとしあそびの大宇宙9 ほしひかるねがいごとあそび 遊びの銀河ひこうせん』農山漁村文化協会 ¥300
7・かこさとし、赤星亮衛・イラスト『おはなしきかせて!』草土文化 ¥350
8・リチャード・ヒューズ、矢川澄子訳、井上洋介・絵『岩波ようねんぶんこ4 まほうのレンズ』岩波書店 ¥200
9・ウィリアム・サロイヤン、酒井孝子訳、奥津理・絵『冬を越した蜂鳥』朝日新聞出版サービス ¥200
10・角野栄子、鴨沢祐仁・絵『ズボン船長さんの話』福音館書店 ¥300
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本日も昨日に続いて、素人参加型の古本イベントであるb)をやっていたので、行ってきた。最初にざっと並んでいる本を確認した後、a)へ。少し置いてある新刊書に買えるものがあった。それからb)へ戻り、それぞれの出品者が片付けをし始めるギリギリのタイミングで欲しかった3冊を購入。順番が前後するが、c)へは、b)の購入前に行き、2日前に欲しくても荷物の関係で買えなかったものを総ざらい。良い収穫が多くほくほくの日となった。
1:この日の朝だかにa)のお店に入荷したばかりの新刊書。旧版は既に所有しているが、文庫化に際し未収録号と描き下ろしを増補し、また再編集もされているとかで、どこかで購入したかったので、ちょうどいいタイミングで出会えて良かった。a)の店も、本書の中に登場する。100頁以上の未読分があったので、納得の買い物&読書となった。
2:見ない新書なのと、内容的に今の自分にちょうど向いているようなので、購入。コラム風なので、トントン拍子で読み進められそうな感じ。
3:何故かなすびが出てくる漫画には、名作が多いように思うが、これは茄子漫画の中でも最も古書価が張るもの。少し財布に余裕が出てきたのと、本書を初めて生で見ることが叶った記念に、出会いものとして購入。既読の『TATSUMI Definitive Collection of YOSHIHIRO TATSUMI』との収録作品の重複は「地獄」「さそり」の2篇だった。期待していた表題作は、救いようのない中年男の寂しさ、遣る瀬なさを追求して、読んでいてなんともつらかった。
4,5:山藤章二の絵で、ビニルカバーでの装幀が洒落ている。こういうのはセットで買いたいものだけに、嬉しい。出品者は、値札に簡単なイラストを添えていて、それが本の題名や内容に合わせてそれぞれにカスタマイズされていた。こういう誠実な出品者さんは好き。
6:遊びの図鑑の未所有巻。6~10はいずれも、もしもし堂のスリップが付いていた。
7:かこさとし氏の珍しい短篇集。読みきかせを想定したもの。
8:岩波ようねんぶんこには数冊読んでみたいものがあるが、これもその一つだった。矢川澄子訳というのが本書を気にしていた理由。レンズで覗くと、ものが生き物に変わり、生き物はものになるというまほうのレンズをめぐるお話。
9:サロイヤンの短篇に触れてみたくて購入。本文を読むと、内容に正確に題を付け直すとしたら『冬を越したであろう蜂鳥』となる。ときに良いように解釈して機嫌よく暮らしていくことも大事。
10:鴨沢祐仁氏が絵を描いているということで購入。1989年8月10日発行の新版の初版。旧版は1981年7月10日が初版。未読未所有のクシー君ものも幾つかあって、まだまだ気になる絵描きさん。