yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計1000円。

 

a)ヤフオクにて。

1・メリー・カルホーン・文、エリック・イングラハム・絵、猪熊葉子訳『スキーをはいたねこのヘンリー』佑学社 ¥550

2・中川健蔵・文、関屋敏隆・絵『てんまのとらやん』トモ企画 ¥450

 

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 a)にて9/3に落札した商品が本日届いた。2冊は別の出品者から落札したのだが、到着日時がたまたま同じだった。

 1:アメリカ創作絵本シリーズ12。

 2:個人名の為書が見返し(扉の手前のページ)にあったのが、ちょっと残念。1983年4月10日第1刷発行の本だが、1999年に違う出版社から改訂版が出ているらしい。大阪の天満に住むとらやんが主人公。なにやら『じごくのそうべえ』的な大阪弁とほらふき話を聞いているような荒唐無稽の物語展開。読み聞かせしたら笑った笑った。最初とらやんは、水平にびゅーんびゅーんと跳ねるように飛んでいくが、傘屋の手伝いをしていて大風が吹いて飛ばされた後から、ページがしばらく縦開きになって、空にのぼりの、海にもぐりの、で今度は垂直にめいっぱい動き回る。絵本の中の空間の広がりを、こんなに思いっきり伝わってくる作品は、そうそうない 。遊タイム出版から出た改訂版を借りてきて、異同等を確認したところ、テキストのフォントが改訂版ではやや太めになり、小さいやゆよなどの文字(促音)がそれとして読み取りやすくなっていた。一方でかっこや句読点サイズが小さく細くなって、そこは改訂前の方が良かったようにも思う。絵については、その位置が数ミリずれていたが、これは誤差の範囲で意図的ではないものと思われた。残念なことに、改訂版では(改訂版なのに)とじかっこの一つが抜けていた(脱字)。改訂版の最大の良いところは、のどの開きが良い点。全ページ見開き絵なので、これは本当に良くなった。