【エディプスの恋人】筒井康隆 新潮文庫 ★★★★★ 2008.9.5 七瀬三部作の三
この三部作だが、全て星5つである。(人為による)奇跡とはこれでは。「リング」「らせん」「ループ」のように物語の次元が確実に増していく三部作。壮大かつ圧巻。「殿堂入り!」と叫んで、ファンファーレを鳴らしたい気分(どこかのラジオである)。読まなくても損はしないが、読んでもきっと損はしない(悪魔は否定形で話すという……)。丸ごとおすすめ。
というわけで、内容に対して釣り合いの取れる、というか、それなりの格好を保たせた感想を書かねば、という風な、自分でもおかしいと思いながら、強烈に畏まってしまい居て、今日になったのだった。
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