yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計432円。

 

a)平惣小松島店にて。

1・エドワード・ゴーリー・絵、ヒレア・ブロック・文、柴田元幸訳『悪いことをして罰があたった子どもたちの話』河出書房新社 ¥216

2・エドワード・リア・文、エドワード・ゴーリー・絵、柴田元幸訳『ジャンブリーズ』河出書房新社 ¥216

 

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 王将でいつものようにレバニラ炒めを食べた後、a)へ寄ってみたら、ゴーリー絵本がいくつか置いてあった。未読のものだけ回収。

 1:

 2:

今日買った本

■今日買った本。計1338円。

 

a)プラネットにて。→初入店、本購入無し。

 

b)えほんやhoccorieにて。→既に閉店したことを確認。

 

c)ファミリー書店にて。→初入店。

1・パトリシア・ローバー・著、藤田千枝訳『ミイラ物語 その生い立ちを推理する』さ・え・ら書房 ¥180

2・トニー・ケンリック、上田公子訳『スカイジャック』角川文庫 ¥200

3・とくだきよ/上運天研成・文、安室二三雄・絵『魚が鳥を食った話 尖閣列島・南小島の動物たち』那覇出版社 ¥300

4・斎藤公子・編集、儀間比呂志・絵、木村次郎・作詞、丸山亜季・作曲『わらしべ王子』創風社 ¥550

 

d)つかざん書房にて。→看板だけがあった、既に閉店したことを確認。

 

e)ブックオフ徳島川内店にて。

5・熊谷守一・絵、ぱくきょんみ・文『はじまるよ』福音館書店 ¥108

 

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 わずか2泊3日で伊良部島宮古島へ行ってきたのだが、今日はその最終日だった。a)は宮古島の印刷屋さんで、そこでしか手に入らない本があるとの情報を得て行ってみたが、目当ての本の在庫がもうないようであった。ただ1冊あるはずだから探しておく、と言われ、それを期待して連絡を待つことにする。那覇でのトランジットが4時間くらいあったので、b),c)の初入店を狙ったが、b)は、2018年4月で閉店してしまったらしい。c)はオールジャンルを取り揃える、棚の見やすい古本屋だった。d)は、c)の近くの路地に、割れた立て看板?があったのに気づいたもの。店舗は、よほど前に閉店したようだ。e)は、閉店前に寄ってみたもの。

 1:那覇市立図書館の除籍本。

 2:

 3:

 4:

 5:熊谷守一の絵に言葉を添えた絵本。最初と最後が、朝と夜の絵。その間は、さまざまな生き物の絵が占めて、日中に生き物たちが元気に過ごしている様子を並べた感じ。ことりの絵が良い。

今日買った本

■今日買った本。計13312円。

 

a)第16回天神さんでヒトハコ古本市にて。

1・木村えいじ『マダラ 闘犬無頼控』講談社 ¥200 morimoto

2・飯森広一『クロ北へ走れ!』集英社 ¥100 morimoto

3・飯森広一『ああ北極の犬たちよ 動物漫画シリーズ傑作選1』集英社 ¥100 morimoto

4・飯森広一『天塩の人食い 動物漫画シリーズ傑作選3』集英社 ¥100 morimoto

5・村野守美『秘薬淫楽』東京三世社 ¥500 morimoto

6~8・矢口高雄『おらが村 第1~3集』双葉社 ¥1500 morimoto

9・『COM 1971年4月号』虫プロ商事株式会社 ¥200 manoaa

10・岡本雄司・作『でんしゃにのったよ』福音館書店 ¥700 yurune

11・白土三平/石森章太郎/桑田次郎/小沢さとる/古城武司/松本あきら/堀江卓/一峰大二/藤子不二雄/横山光輝『忍法十番勝負』秋田書店 ¥150 羊夢

12・堀道広『耳かき仕事人サミュエル』青林工藝舎 ¥200 羊夢

13・灰谷健次郎ほか編、長新太・絵『たいようのおなら』サンリード ¥700 sus

14・山本善行/清水裕也『漱石全集を買った日 古書店主とお客さんによる古本入門』夏葉社 ¥1404 ramda

15・宮崎駿・原作、下村家惠子・作『飛行石の謎』徳間書店 ¥400 ramda

16・妻有の婦人教育を考える集団・編『豪雪と過疎と 新潟県十日町周辺の主婦の生活記録』未来社 ¥100 yamaza

17・ながたはるみ『植物あそび』福音館書店 ¥600 fumi

18・机屋『机の人 まいにち机2019年1~3月』 ¥400 tukuke

 

b)hontoにて。

19・加古里子・文/絵『でんとうがつくまで』福音館書店 ¥924

20・加古里子・作『ごむのじっけん』福音館書店 ¥924

21・加古里子・文/絵『だんめんず』福音館書店 ¥925

22・加古里子・作『いろいろおにあそび』福音館書店 ¥925

23・加古里子『わたしもいれて! ふたりであそぼ、みんなであそぼ』福音館書店 ¥925

24・加古里子『たこ』福音館書店 ¥925

 

c)ヤフオクにて。

25・三浦園子・作『おばけのくねりとおばけのねねり』福武書店 ¥410

 

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 前回遂に行けない回をつくってしまったa)だが、今回は行けた。通販で買ったb),c)は、実際には、a)に前後して届いたもの。

 1:土佐闘犬の話。一種の貴種流離譚で、黒駒号との因縁と対決にだけに集中した話だと良かったなあと思う。闘犬ブラックホールという章は、そのアホくささを楽しめるけれども、やっぱり本筋からすると不要と思う。

 2:3,4のシリーズと紛らわしいのだが、これは「動物シリーズ」の第3巻となっている。犬の帰巣本能や、ともすれば危険を伴う象の飼育、オスの犬が子猫を育てる実話、日本初の盲導犬誕生秘話、と4つの動物を中心に据えた短篇集。絵は、可愛らしいが、どれも胸を打つ話ばかり。健全な作品。

 3:4篇収録。「ああ北極の犬たちよ」は植村直己の『北極横断冒険記』より、また、「下北のサル軍団」は鈴木喜代春北限のサルと生きる』より、とあって、動物に関する一級のノンフィクションを少年漫画化しており、絵は時々子どもっぽいが、さすがの読み応え。解説は、当時、東武動物自然公園園長の西山登志雄氏。4の解説も同じ。

 4:4篇収録。いずれもフィクションなのかノンフィクションなのか、分からないが、創作と実際にあったことをないまぜにした作品なのではないだろうか。迫真性のある作品が並ぶ。3と同じく解説は西山登志雄氏は、熊に噛まれたことがあるというからゾッとする。

 5:カバー袖に書いてあったが、これまで読んできた村野守美作品は文句なく最高傑作だった。大人のおもちゃや媚薬などを商いを軸に、時代ものでエロティシズムを描く。抑えた欲望と解放される欲望が出入りして、読みながら頭がぐらぐらした。

 6~8:ヤマケイ文庫からも出ていることを購入後に知った。たまには急転直下の事件も起こるけれども、題名通りに、のんびりとした田舎の時間が流れる作品。本質的なところで簡単には変わらない農村の人々の生活をじっくりと綴り、全体に滋味溢れる。本作品で登場したカツミが続いて登場する続編作品もあるようなので、そちらもいずれ入手したいところ。

 9:ページが取れてしまっていたりの、いわゆるコワレた状態だったが、COMの雰囲気を知りたくて、買ってみた。坂口尚「フーセンばあさん」など、流石に実験的な漫画の多いこと。藤子不二雄「明日は日曜日 そしてまた明後日も……」が怖かった。初めて就職が決まったぼんぼんの青年が、出社初日、怖くて出社できずに日中適当に時間を潰して帰宅する。両親は息子がそんなことしたとは知らずに、社会人デビューをお祝いするが、息子はそれからもずっと働いているふりをして、朝家を出て夕に帰る。しばらして、会社に出社してないことをその会社からの電話で知らされた両親は事実を事実として受け止められず、白髪になるほどに時がたっても、同じような生活を続ける。

 10:輪郭線のある、好みの絵。乗り換えの様子など、とても理解しやすい構図で描かれているのが特長。新幹線の中で母親が本を読めるくらい「ぼく」が良い子なので、トラブルもなく、終点のホームで「しんちゃん」一家に会える。「しんちゃん」の家の車には、ジュニアシートはあるのかな、子どもたちはシートベルトしていないのでは、などというところが気になってしまう。

 11:昭和41年刊の作品なのに、hontoで調べてみると今でも新品の本が買えるとはすごい。1ページ、綴じが外れてしまっているページがあったが、この値段なら気にしない。大坂城に秘密裏につくられたという抜け穴の図面が描かれている巻物をめぐって忍者たちが壮絶な戦いを繰り広げる連作短篇集。10人の当時の人気作家による連作で、この企画は大当たりしたはず。さまざまな忍術が各篇で繰り出されるので、後半に描く作家はアイディアをひねり出すのに苦労したかも。さすがというか、白土三平の回が戦いに凄みがあって読み応えがあった。

 12:耳かきが好きなので、買ってみた。あとがきで、作者の奥さんが耳かき好きで、作者の親戚や自身の友人の耳かきまでするということが書いてあって、驚いた。私には自分以外の人の耳かきをしてみたくても、それができそうな人はせいぜい2人くらいしかいないので、羨ましいことだ。ヘタウマな絵はイラストの仕事で見知っていたが、ストーリー漫画作品を読むのは初めて。正直あまり期待していなかったが、意外にもストーリーは変化に富んでおり一気読みとなった。

 13:

 14:2019/6/3読了。探して読んでみたい本や作品がたくさん増えた。高砂の「ブックカフェされど・・・」と『されどわれらが日々−−』には関係がありそうなので、是非読んでみたい。中谷宇吉郎の「『団栗』のことなど」という文章も読んでみたい。尾崎俊介『S先生のこと』新宿書房も、2013年に出た比較的新しい本だけど、気になった。本棚写真と買った本の番号の対応表(何ページの写真には、何番目から何番目に買った本が並んでいるということがわかる表)が欲しいなと思ったので、作ってみた。【827】以降は写真掲載されておらず、本書には【1124】まで登場することも、調査の結果判明。「『団栗』のことなど」は岩波書店の『中谷宇吉郎集 第五集』に収録されていて、図書館で借りて2019/12/9に読んだ。寺田寅彦の「団栗」というエッセイを解説や感想交じりに紹介した文章で、寺田の行間に滲む心情をわかりやすく解き明かしてくれるものだった。ゆえに、胸に強く迫るものがあり、不意に落涙してしまった。

 15:

 16:宇治市男女共同参画支援センターのリサイクル資料ということが、編集団体が妻有の婦人教育を考える集団・編であることが結びついている。

 17:『母さんの小さかったとき』の絵を描いた方の別の絵本作品。緻密な絵。

 18:

 19:19~24は『加古里子のかがくの世界 あそびとくらし絵本セット 限定出版 全6冊』というもの。分売可でもあるが、今回函入セットで買った。

 20:

 21:

 22:ソフトカバー版で既所有。

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 24:

 25:パッチワークや刺繍で絵を描いた絵本。おばけの2人が、ハロウィン的発想なのか、なぜかおばけかぼちゃから生まれる。遊び相手を探して、夜の森の中、出会う動物や鳥にあれこれ話しかけるが、怖がられ逃げられ続ける。後半ようやく彼らと友だちになることができて、明け方まで一緒に遊ぶ。ねねりとくねりの体として使われている布は、男性用の真っ白なアンダーシャツかな。

今日買った本

■今日買った本。計800円。

 

a)第9回よろずまち一箱古本市にて。→初会場入り。

1・造事務所編『無人島での暮らし方』大和書房 ¥200 alumishobo

2・大島千春『いぶり暮らし 1』徳間書店 ¥200 books240

 

b)本屋PLUGにて。→初入店。

3・山本忠敬・作『日本の自動車の歴史』福音館書店 ¥100

4・中西敏夫・文、米本久美子・絵『小麦・ふくらんでパン』福音館書店 ¥100

5・菊池日出夫・作『みんなでたうえ』福音館書店 ¥100

6・広田尚敬『東京 首都圏の電車100点』講談社 ¥100

 

c)南海フェリーにて。→閲覧専用の船内本棚を確認。

 

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 日帰りフェリーの旅ということでa)に行ってみた。会場は、アーケード商店街の延長線上にある屋根なしの場所で、b)の店の斜め向かいのガレージらしきところにあった。b)の店もずっと行ってみたかった店。新刊と古本が混ざって置いてある。

 1:無人島サバイバル経験者なので、こういう本は好き。しかし、例えば、p.24~25の見開きで、「必見!! 海水を飲料水にする方法」という章題なのに、唯一の図を見ると海水ではなくにごり水用のろ過装置の図が描いてあるのは、紛らわしく、本としての作りが甘いと思う。必"見"なら図を見るだろう。必"読"なら文章を読むだろう。章題が「必読!! 海水を飲料水にする方法」なら、適切(本文中には海水を飲料水にする方法が書いてあるから)。

 2:燻製料理漫画。同棲カップルの恋愛は、読んでいて照れるが、燻製に関する豆知識が得られるのが面白い。続巻を読んでみたい。

 3:月刊「たくさんのふしぎ」通巻82号1992年1月号のペラペラ版。

 4:月刊「たくさんのふしぎ」通巻92号1992年11月号のペラペラ版。

 5:月刊予約・科学絵本「かがくのとも」通巻290号1993年5月1日発行のペラペラ版。特製版は出ていないようだ。犬のラッキーが出てくるので、一連ののらっこシリーズのうちの一冊。どんな田んぼが手作業による田植えをするのか、そのときどのようなやりかたで田植えをするのか、漫画風によく分かる絵本。

 6:1995年3月20日第1刷で、1996年10月7日第4刷のもの。同行者に請われて購入。先頭車両の運転席を2階に設けて、1階を展望客席にしている観光用の列車がけっこうあることに驚いた。JR宴(うたげ)という、客室は掘りごたつベースだというお座敷電車も初めて知った。発行当時で既に廃止された列車もわずかに掲載されている。

今日買った本

■今日買った本。計200円。

 

a)まちライブラリーひとはこのみの市にて。→初会場入り。

1・『SF宝石 1980年6月号』光文社 ¥100

2・カート・ヴォネガット・ジュニア、浅倉久志訳『プレイヤーピアノ』ハヤカワ文庫 ¥50

3・三浦光世・三浦綾子『太陽はいつも雲の上に 私たちを支えた言葉』講談社文庫 ¥50

 

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 ずっと気になっていたa)へようやく行けた。近年は半年に1度開催らしく、おそらく主催者と思われるかたに、開催情報のウェブ上のありかを教えていただいた。次回は、勤労感謝の日あたりになるようだ。1~3の本の他に、ジョニー・キャッシュのベスト盤(香港製)を買えたのが嬉しかった。ピーター・バラカン氏がラジオで薦めているアーティストで気になっていたからだ。

 1:特集がスタニスワフ・レムの世界ということで、特写グラフ+インタビュウ+短篇「真実」(深見弾訳)+『泰平ヨンの航星日記』書評を掲載。「真実」は、調べたところによると、講談社文庫の『すばらしきレムの世界 2』に収録されているので、いずれそちらを入手したいところ。

 2:ほとんど読んでこなかったヴォネガットだが、処女長編ということで気になり購入。

 3:装画が、畑農照雄氏ということで購入。ただ、私が思っている畑農照雄らしい絵とはだいぶ異なっているのだが。

今日買った本

■今日買った本。計1512円。

 

a)ブックオフ福岡トリアス久山店にて。

1~6・愛英史・原作、里見桂・漫画『ゼロ The Man of The Creation 13,14,19,20,22,23』集英社 各¥108

7・かこさとし『かこさとし七色のおはなしえほん8 ぞうのむらのそんちょうさん』偕成社 ¥108

8・かこさとし『かこさとし七色のおはなしえほん9 こまったこぐまこまったこりす』偕成社 ¥108

9・かこさとし『かこさとし七色のおはなしえほん10 サン・サン・サンタひみつきち』偕成社 ¥108

10・かこさとし『かこさとし七色のおはなしえほん12 こわやおとろしおにやかた』偕成社 ¥108

11・かこさとし『かこさとし七色のおはなしえほん14 しらかばスズランおんがくたい』偕成社 ¥108

12・大塚勇三・作、丸木俊・絵『うみのがくたい』福音館書店 ¥108

13・松井直・再話、赤羽末吉・画『だいくとおにろく』福音館書店 ¥108

14・得田之久・作『いろいろなむし』福音館書店 ¥108

 

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 書きかけ。

 1~6:収集中の漫画。

 7:

 8:

 9:

 10:ももたろうとなしじろうとかきさぶろうが、桃太郎の物語風に、テンポよく成長し、鬼退治をする話。主人公が三人なので、おしまいにはカップルが三組も成立して、そんなトントン拍子に笑ってしまう。

 11:全14巻あるらしい七色のおはなしえほんシリーズの"あお"に相当。

 12:丸木俊の絵にしては、明るい色の多くてカラフルな絵本で気になっていた作品。ある船の乗組員はみな楽器演奏が好きで夕方になると手の空いている人たちは甲板に並んで合奏をしていた。いつでも音楽が始まるとクジラやイルカ、他の魚たちが集まってくるようになった。あるときひどい嵐にあったが、船は、そのクジラやイルカなどの協力により事なきを得た。お礼に船員たちがクジラなどに楽器を渡すと、海の楽隊ができて、めいめいに演奏していたのがいつの間にか音が揃うようになってきて、終いには聞いたこともない不思議な音楽が波の上に響き渡った。それ以後、その海域を船が通ると、時々不思議な音楽が響いてくる、という話。小さな魚たちが、トライアングルやカスタネットヒレや口で持って、ちょんと鳴らしている絵なんか、とっても可愛らしい。

 13:北海道かな、空輸中のピアノが雪に埋もれた森に落ちてきた。春になって動物たちがそれが音が鳴るおもちゃだと分かると、動物たちの中にも特に鳴らすのが上手になるものが出てくる。また雪の季節になり、ピアノを大事に守りながら次の春を楽しみに待つ。箱入り鏡とかいったか、鏡を初めて見る人のためのドラえもんの道具があったけれど、あれを連想した。何にも知らず、そこにピアノが置いてあったら、人はどうするだろう。少し思い出してみると、こういう人の生み出したモノが、それがどういうものだか知らな動物・動物たちによって発見されて、生み出される物語、みたいな作品って、結構あるような気がするなあ。例えば、以前図書館で借りた『ちびとあかいてぶくろ』なんかもこの類の話だった。

 14:昆虫を目(もく)で分けた図鑑風の絵本。大分類から小分類にかけて、綱、目、科、となる。目で分けると、アリがハチと同じ仲間の膜翅目、カメムシセミは同じ半翅目、など、直感的には意外な感じがする分類もあって面白かった。

今日買った本

■今日買った本。計7048円。

 

a)本のあるところajiroにて。→初入店。

1・ディーノ・ブッツァーティ、長野徹訳/解説『絵物語』東宣出版 ¥4320

 

b)ブックオフSUPPER BAZAARノース天神にて。

2・竹本健治『かくも水深き不在』新潮文庫 ¥100

3・夏目義一、金子良則・監修『ときがとぶそら』福音館書店 ¥100

4・板倉聖宣・著、楠原義一・画『ジャガイモの花と実』福音館書店 ¥493

5・北川原健/柳生弦一郎『むし歯のもんだい』福音館書店 ¥320

6・柴田香苗・作、上野紀子・絵『ゆうやけのじかんです』文研出版 ¥300

7・ナメ川コーイチ・著『ニャンセンス・ワールド ア・ラ・キャット』平凡社 ¥300

8・岸武雄・作、二俣英五郎・絵『けんぼうは1年生』ポプラ社 ¥300

9・ポール・ボロフスキー・作、山下明生訳『ジョージのがっこう』佑学社 ¥300

10・生田萬・言葉、伊藤桂司・絵『KLIN KLAN(くりんくらん)』三起商行 ¥200

11・谷真介・文、赤坂三好・絵『黄泉のくに』ポプラ社 ¥100

12・阿彦周宜・文、太田大八・絵『星にいったむすめ』ほるぷ出版 ¥100

13・神戸淳吉・文、エム=ナマエ・絵『ざっくりぶうぶうがたがたごろろ』偕成社 ¥100

14・正村貞治・文、中村まさあき・絵『川の水はどこから』草土文化 ¥100

 

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 a)の店にはこれまで帰省のたびに何度も初入店を狙っていたのだが、どうも営業日との相性が悪くて行けずいいたのだが、今回ようやく初入店することが叶った。じっくり棚を見て、外国文学の棚から1冊購入。古本もわずかに置いてあった。欲を言えば、古本がもう少し増えると嬉しいが。店内では、読書会(ある課題図書を読んだ感想を述べ合う会)が行われていて、文化的で良いなあと思った。今回の帰省は、公共交通機関を利用した帰省だったので、持って帰れないほどの本は買うまいと思っていたのだが、b)に行くと思いの外欲しい本が見つかってしまい、もう宅急便で送ればいいやと早々に箍を外してしまい、たくさん買ってしまった。

 1:小説家と思ったいたブッツァーティだが、本人曰く本職は画家だそうだ。奇妙な味わいの絵、そして私の好きな感じの絵がパラパラとめくってみただけでも高確率で目に留まったので、思い切って購入。特に気に入った作品は、コレクション画のような「カリフ、マッシュ・エル・ルームと妻たちの肖像」(p.57)と「オルニトフォルス」(p.41)、それに「スフィンクス」(p.33)。「スフィンクス」の顔には、モデルがあるのだろうか。

 2:単行本で所有しているが文庫好きなので購入。

 3:月刊予約・科学絵本「かがくのとも」通巻498号のペラペラ版。この絵本の朱鷺は、中国の山奥の村を取材して描いたものだそう。ここの朱鷺の子孫が、今佐渡で繁殖しているとのこと。

 4:福音館の科学の本。2009年に仮設社という出版社から復刊している。

 5:カバー付。

 6:みるみる絵本シリーズのうちの1冊。カバー袖に今江祥智の"すいせんのことば"が載っている。公園のブランコを漕ぎながら、想像の世界を旅して、さらには音楽で遊び、やがて夕焼けの時間に心身が帰ってくる、という話。かおりという主人公の目が前髪で隠れていて見えず、妖しい雰囲気を湛えていて、こういう上野紀子さんのうすら寒さを感じさせる絵本に強く惹かれる。子どもの頃は、こわくて近づけなかったが。

 7:

 8:1982年第28回青少年読書感想文全国コンクールの小学校低学年の部の課題図書だったとの帯とシールがついている。

 9:チェコスロバキアの作家。表紙の絵は、いかにもつまらない絵本の雰囲気だったけれど、中身をパラパラ見たらちょっと面白そうだったので購入。ジョージという犬が、少年と一緒に学校に行っていたら言葉を覚えてしまう。ジョージは、動物園の動物たちに習ったことをどんどん教えてあげたので、動物園の動物たちもしゃべることができるようになる。動物たちの学校の先生役を続けていたジョージは、いつしか旅に出る。旅先から手紙を出し続けてくれたジョージが、ようやく帰ることを手紙で知らせてきたところで話は終わる。

 10:

 11:

 12:著者はあひこしゅうぎと読む。

 13:

 14:

今日買った本

■今日買った本。計12500円。

 

a)石畳ヒトハコ古本市にて。→初開催、初会場入り。

1・伴俊男+手塚プロダクション『手塚治虫物語 1928-1959 オサムシ登場』朝日新聞社 ¥700 1003

2・伴俊男+手塚プロダクション『手塚治虫物語 1960-1989 漫画の夢、アニメの夢』朝日新聞社 ¥500 1003

3・五味太郎・さく『ことば』福音館書店 ¥300 本と。

4・やぎゅうまちこ・作『あーそーぼ』福音館書店 ¥0 本と。

5・エルンスト・クライドルフ・作、佐々木田鶴子訳『花のメルヘン』ほるぷ出版 ¥1000 koshori

 

b)まめ書房にて。→初入店、本購入無し。

 

c)K文庫にて。

6・山代巴『荷車の歌』筑摩書房 ¥●

7・『E.Q.M.M. 1960年6月号』早川書房 ¥200/3

8・『E.Q.M.M. 1960年10月号』早川書房 ¥200/3

9・『E.Q.M.M. 1961年4月号』早川書房 ¥200/3

10・『E.Q.M.M. 1961年8月号』早川書房 ¥200/3

11・『E.Q.M.M. 1962年1月号』早川書房 ¥200/3

12・『E.Q.M.M. 1962年6月号』早川書房 ¥200/3

13・『E.Q.M.M. 1961年11月号』早川書房 ¥200/3

14・『E.Q.M.M. 1962年3月号』早川書房 ¥200/3

15・『E.Q.M.M. 1962年8月号』早川書房 ¥200/3

16・『E.Q.M.M. 1962年9月号』早川書房 ¥200/3

17・『E.Q.M.M. 1962年10月号』早川書房 ¥200/3

18・『E.Q.M.M. 1962年11月号』早川書房 ¥200/3

19・『E.Q.M.M. 1962年12月号』早川書房 ¥200/3

20・『E.Q.M.M. 1963年1月号』早川書房 ¥200/3

21・『E.Q.M.M. 1963年2月号』早川書房 ¥200/3

22・『E.Q.M.M. 1963年3月号』早川書房 ¥200/3

23・『E.Q.M.M. 1963年4月号』早川書房 ¥200/3

24・『E.Q.M.M. 1963年5月号』早川書房 ¥200/3

25・『E.Q.M.M. 1963年6月号』早川書房 ¥200/3

26・『E.Q.M.M. 1963年7月号』早川書房 ¥200/3

27・加古里子『かこさとしおたのしみえほん4 あおいしまのゾウガメどん』偕成社 ¥200/3

28・三好銀『私の好きな週末』株式会社KADOKAWA ¥400

29・山川直人『ハモニカ文庫と詩の漫画』ちくま文庫 ¥350

30・ウィルヘルム・ブッシュ、矢川澄子訳『エドワルトの夢』月刊ペン社 ¥600

31・北杜夫・編、堀口俊一・監修『ちょっときどってミッキーマウス講談社文庫

 ¥350

32・北杜夫・編、堀口俊一・監修『ファイトでいこうミッキーマウス講談社文庫 ¥350

33・北杜夫・編、堀口俊一・監修『ミッキーの女の子なんかこわくない』講談社文庫 ¥350

34・木島始・作、本田克己・絵『やせたぶた』福音館書店 ¥

35・後藤竜二・文、岡野和・絵『くさいろのマフラー』草土文化 ¥

36・三井小夜子『じゅうたん ほうら、小鳥がとびだした』 すばる書房 ¥

37・きどのりこ・文、鈴木靖将・絵『アンデレのふしぎな夜』日本基督教団出版局 ¥

38・小沢良吉・作『イボンヌとさんきち』小峰書店 ¥

39・油谷勝海・作、木村功・写真、奥井一満・原案『ココアは、いかが?』福音館書店 ¥500

40・安藤操・文、浜田清・絵『人くいおに』ほるぷ出版 ¥

41・儀間比呂志・作/絵『赤牛モウサー』岩崎書店 ¥

42・インゲル・サンドベルイ/ラッセ・サンドベルイ・作、たせまり訳『アンナちゃんとのっぽのおじさんうみへいく』日本生活協同組合連合会 ¥

43・田島征彦/吉橋通夫・作『こたろう』偕成社 ¥

44・谷真介・文、赤坂三好・絵『十二さま』国土社 ¥

45・花岡大学・作、司修・絵『500ぱのかも』同朋舎 ¥

 

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 書きかけ。

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 1,2:この1,2を併せて完結しているということも確認した上で、ここいらで手塚治虫についての伝記でも読んでみようと思って購入。2019/5/16読了。ばりばり働いた平日の深夜に200ページずつくらい読み進んでいたのだが、働きまくる手塚治虫の毒に当てられたような感じで、もちろん面白かったのだけれど、普段の疲れを倍増させるような読書になった。優秀で頑丈に働きまくる人には、人を巻き込む力もあるように思うが、この伝記漫画を読んでいても、読むのを中断するのが難しくなるような引き込む力が漲っている。チームワークの円滑化のために、スクリーントーンの種別を記号化したり、コマ割りを座標で指示したり、理系的な工夫が見られて勉強になった。1のp.416に、昭和28年頃に流行ったラジオドラマの一つ、北村寿夫作の『新諸国物語』の第2部「笛吹童子」のテーマソングが流れているシーンがあって、「ひゃらーりひゃらりーこ」という歌詞が書いてあった。この言葉は、別のところで聞き知っていたのだが、これが出典らしいことが判って嬉しい。また、2のp.287に、1977年手塚治虫著光文社刊『漫画の描き方』より「漫画オヤツ論」「マンガ記号論」が紹介されていることも、ここにメモしておく。

 3:1978年9月1日発行の月刊予約・科学絵本「かがくのとも」通巻114号のペラペラ版。特製版は出ていない。登場人物がさまざまな言葉を口にしている絵があって、そこにその言葉の内容や伝える勢いなどにふさわしい色や形の吹き出しのようなものが描いてある。登場人物は白黒で描かれる反面、発せられる言葉は色付きで目立つように工夫されている。一応、ページの上方に小さな文字で、具体的なセリフが書いてあるが、「いぬにくわれてしんじまえ」「すぬーぴーだ!」とかの、ちょっとギョッとするような言葉も(ゆえに特製版が出ていないのかもなあ)。

 4:2012年4月1日発行の月刊予約絵本「こどものとも年少版」通巻421号のペラペラ版。

 5:ほるぷクラシック絵本。

 6:大竹久一の版画のカットを用いた装幀が素晴らしく、気になっていた本。

 7:カットが北園克衛氏。各カットにkatuéサインは無し。

 8:カットが北園克衛氏と野口久光氏。だが、見たところ、野口久光氏のカットは、p.165の晩年のチャンドラーの肖像画だけ。北園氏のカットの大半には、katuéのサインがある。

 9:カットが北園克衛氏。各カットにkatuéサインは無し。

 10:カットが北園克衛氏。一部を除き、各カットにkatuéサイン有り。この号のカットは、切り絵かな、くっきりはっきりしていて好み。

 11:カットが北園克衛氏。各カットにkatuéサインは無し。

 12:カットが野口久光氏と金森達氏。この号は、特に欲しくもないのに間違って買ってしまったものと思われる。8に掲載された野口久光氏画のチャンドラーの肖像画を縮小した全く同じ画がまた掲載されている。

 13:カットが小松久子氏と東君平氏。これが、君平さんのEQMMでの初の仕事。21歳の時。p.27,29,75,77,98,99,134,137,143で君平さんのカットが拝める。後年のシンプルさにはまだ遠く、複雑で凝ったカットが並ぶ。この仕事への気合いの入れようをひしひしと感じる。

 14:カットが東君平(p.3,5,7,9,35,44,62,,65,70,78,89,91,113,164,189)。今号には、君の字のサインが各カットに添えてある。

 15:カットが北園克衛氏。概ねkatuéサインが入っている。そして、<おとなのえほん>ショート・ショート絵物語「かなしい二人」という結城昌治作品に、東君平氏の絵が大判で3つついている。p.114の「この街のどこかで」という読者のお便りコーナーで、君平さんを評価する声が投稿されている。

 16:<おとなのえほん>ショート・ショート絵物語「断食錠」という佐野洋作品に、東君平氏の絵が大判で3つ(4つ?(2つ目を1つの絵と見るか2つの絵と見るか))ついている。p.114の「この街のどこかで」という読者のお便りコーナーで、君平さんを評価する声が投稿されている。

 17:この号は実は既に入手済だが、状態が良いのでまた買ってしまった。お伽噺<おとなのえほん>「昔むかしの少しあと」という都筑道夫作品に、東君平氏の絵が4つついている。16と同様、p.114の「この街のどこかで」という読者のお便りコーナーで、君平さんの絵を楽しみにしているという声が投稿されている。

 18:<おとなのえほん>ショート・ショート絵物語「飛行船」いう樹下太郎作品に、東君平氏の絵が大判で3つついている。p.114の「この街のどこかで」という読者のお便りコーナーで、17の都筑道夫東君平の組み合わせに感激する声と、ショート・ショート絵物語の企画はクリーン・ヒットですねという声とが投稿されている。

 19:<おとなのえほん>ショート・ショート絵物語「人は情によって死ぬ」いう光瀬龍作品に、東君平氏の絵が大判で3つついている。p.33の次号予告ページで、"EQMMは新年号から表紙に新鋭東君平氏の絵を飾り、装いを新たに致します。ご期待ください。"とある。

 20:鰈のような魚の表紙絵が東君平氏。EQMMでの表紙の仕事はこの号が初めてで、1963年の全12号分の表紙は君平さんによる。また、この号から角背になった。扉にこのような言葉がある、"1963年新年号−−お約束どおり,若手ずいいちのホープ東君平氏の絵を表紙にかざり,雑誌の形態も変えて,気分一新したEQMMおとどけします."。<おとなのえほん>ショート・ショート絵物語「男の肋骨」いう岩田宏作品に、東君平氏の絵が大判で3つついている。p.114の「この街のどこかで」という読者のお便りコーナーで、彼女がショート・ショート(絵物語のことを言っているのだと思われる)だけ読むためにEQMMを借りに来るという投稿がある。カットが北園克衛氏。一部を除き、各カットにkatuéサイン有り。

 21:魚の表紙絵が東君平氏。<おとなのえほん>ショート・ショート絵物語「野守は見ずや」いう山口瞳作品に、東君平氏の絵が大判で2つ(3つ?(2つ目を1つの絵と見るか2つの絵と見るか))ついている。p.114の「この街のどこかで」という読者のお便りコーナーで、"表紙が新年度のホープ東君平さん、またまた本国版の社長を感嘆させることができるでしょうね。"とのコメントあり。ということは、これまでの別の方の表紙絵で本国の社長を感嘆させたことがあるわけだ。どの号でそれが確認できるのだろうか。

 22:魚の表紙絵が東君平氏。<おとなのえほん>ショート・ショート絵物語「ピーや」いう眉村卓作品に、東君平氏の絵が大判で2つついている。この挿絵の枚数が減ってきたのは、表紙絵の仕事のせいかな。

 23:魚?の表紙絵が東君平氏。<おとなのえほん>ショート・ショート絵物語「いつでも夢を」いう石川喬司作品に、東君平氏の絵が大判で3つついている。p.114の「この街のどこかで」という読者のお便りコーナーで、"新装になったEQMMを持って電車に乗っていたら、よその坊やが「アレ、オモチロイ表紙ダナ」というような顔をして眺め入っていました。"とのコメントあり。

 24:魚の表紙絵が東君平氏。<おとなのえほん>ショート・ショート絵物語「森の舘」いう河野典生作品に、東君平氏の絵が大判で2つついている。

 25:魚の表紙絵が東君平氏。<おとなのえほん>ショート・ショート絵物語「もどす」いう福島正実作品に、東君平氏の絵が大判で3つついている。

 26:魚の表紙絵が東君平氏。カットが真鍋博氏と金森馨氏と東君平氏。p.11,48,64,115で君平さんのカットが拝める。それぞれダフネ・デュ・モーリア「烏(The Birds)」、ゴア・ヴィダル「駒鳥(The Robin)」、マルセル・エイメ「小人(Le Nain)」、ブライス・ウォールトン「犯罪統計学(Case History)」という各短篇の始まりのページを飾っている。最後のカットのみ切り絵ではないように思われる。

 27:セイシェルという国にゾウガメを初めとするさまざまな生き物がいて、そこの島をモデルに作ったお話だそう。やれやれ、とか、いやはや、とか、どうも、とかが口癖の、のんびり屋のようなお節介を招きがちな性格のゾウガメどん。落ち着くところに落ち着くまで、ひたすら本人のペース以上のスピードであれこれ巻き込まれる。面白いが気の毒だ。

 28:著者が亡くなられてから出版された作品集。追悼寄稿から、三好さんの横顔が知れる。いつも通り、無表情でボケだったりトゲを置くように並べた話。

 29:既読感があったのはやはり間違いなく、既に手放してしまった『ハモニカ文庫』と、その他の漫画を収録。その他の漫画とは、江戸川乱歩・原作「木馬は廻る」、菅原克己・原作「<贋札つくり>について」、尾形亀之助・原詩「小さな運動場」、である。菅原克己尾形亀之助、どちらも読みたくなってしまうようなくすっと笑えるようなユーモアある詩で、そんな詩ならもっと読んでみたくなるというものだ。詩を原作とした漫画は珍しいと思うが、他にもあるのだろうか。勝手な欲張りでこの先もっともっと読んでみたいと思う。

 30:地に押印があるけれど、月報付(妖精文庫月報17)が嬉しい。

 31:ミッキー英語コミック文庫の第1巻。

 32:ミッキー英語コミック文庫の第3巻。

 33:ミッキー英語コミック文庫の第4巻。

 34:1991年にリブロポートから復刊されている。

 35:

 36:佳恵蔵書という蔵印とテープ跡がある。

 37:

 38:

 39:1997年9月1日発行の月刊予約・科学絵本「かがくのとも」通巻342号のペラペラ版。特製版は出ていない。

 40:房総むかしむかし絵本の第4巻。

 41:

 42:同出版社から、アンナちゃんシリーズだかのっぽのおじさんシリーズだかで、少なくとも4作品出版されているようで、大変気になるところ。リストアップしておきたい。のっぽのおじさんはどのくらいのっぽかというと、アンナの家よりものっぽで、ヨットが狭いので、足を乗せるための別のボートを連結してあるほど。アンナをおじさんがかぶっている帽子の上に乗せられるので、逆に言うとアンナが小さすぎるのかも知れない。絵とさまざなまテクスチャなどの写真を切り貼りしたコラージュもしてあって、幻想味のスパイスが利いているのだが、白背景で余白もあるので、明るく健康的な画面になっている。

 43:2007年にブッキングで復刊されている。

 44:国土社の創作えほんの第1巻に相当。

 45:花岡大学作の絵本ということですぐ想像できるが、仏典絵本である。

今日買った本

■今日買った本。計108円。

 

a)ウィアードにて。→初入店、喫茶利用。本は買えるような買えないような感じ。

 

b)ブックオフ徳島住吉店にて。

1・ガルシア・パボン、中平紀子/高井清仁訳『雨の七日間 スペインの推理小説』西和書林 ¥108

 

c)ブックオフ徳島沖浜店にて。→本購入無し。

 

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 一人の時間が久しぶりに持てたので、a)へ行ってみた。美味しいキーマカレーを食べて、本棚を店内の半分くらいチェックして、読書に勤しんだ。古本市をやる情報を得たので、ぜひ足を運びたいところ。その後、b),c)を巡回。

 1:西和文庫という名前の新書サイズの本で、その出版第二弾に当たる。何だか珍しそうなので買ってみた。著者の邦訳作品は、もう1冊白水社から出ているようだ。

今日買った本

■今日買った本。計864円。

 

a)ブックオフ徳島川内店にて。

1・三枝義浩『語り継がれる戦争の記憶 1』講談社漫画文庫 ¥108

2・水木しげる『ゲゲゲの鬼太郎 5 妖怪大統領』ちくま文庫 ¥108

3・水木しげる『ゲゲゲの鬼太郎 6 妖怪反物』ちくま文庫 ¥108

4~8・愛英史・原作、里見桂・漫画『ゼロ The Man of The Creation 24~26,30,59巻』集英社 各¥108

 

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 年休を使って自動二輪車の運転免許を取得しに行き、その帰りにa)へ。漫画ばかりだが収穫あり。

 1:2篇を収録。いずれも横山秀夫・取材/脚本。2篇目の「戦火の約束」は、滝口岩夫著『戦争体験の真実』第三書館より、とあって、それが原作となっているようだ。一人の人間としてお互い会話できるようになれば、敵味方の線引きを融解できる、2篇共がそんな事例として読めた。逆に言うと、一人の人間として区別できない相手にレッテル(たとえば敵だというレッテル)を貼ることは危険である。

 2:108円で買えることが少ない水木しげる。知人間で回し読みしたい。表題作を読むと、名誉挽回と汚名返上をちゃんと理解した上で、鬼太郎が汚名挽回しているのに感心すると同時にさすが妖怪の論理は一味違うなあと。

 3:2と同様。

 4~8:シリーズ収集中の漫画。

 

今日買った本

■今日買った本。計1702円。

 

a)ネットoffにて。

1・●『マグノリアの木』草の根出版会 ¥640

2・久生十蘭『久生十蘭ジュラネスク 珠玉傑作集』河出文庫 ¥295

3・皆川博子・作、大竹直子・画『写楽』小池書院 ¥105

4,5・真樹日佐夫・原作、上村一夫・画『ゆーとぴあ 5,6』小学館 各¥253

6・マージョリー・ワインマン・シャーマット・作、マーク・シマント・絵、神宮輝夫/内藤貴子訳『2るいベースがぬすまれた?!』大日本図書 ¥156

 

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 先日注文していた本a)が、本日届いた。

 1:●

 2:河出文庫の十蘭シリーズの未所有巻。

 3:●

 4,5:行商用。

 6:「ぼくはめいたんてい」シリーズに続く、同じ主人公ネートの「めいたんていネート」というシリーズのうちの1冊。手元のメモでは、前シリーズから通してシリーズ10作目になっているが、この情報は怪しいので、もう少しシリーズが集まってきてから確認が必要。野球をするのに、1塁ベースがツナ缶で、2塁ベースが擬似餌のタコ、3塁ベースが犬用の骨、といった具合。それを読んで、自分が小さかった時に、代用ベースが何かあったようなかすかに記憶があるような気がした。木や石を使っていたっけか? テンポよく調査が進み事実の開示がなされ、最後のふとしたきっかけが解決のための推理のヒントとなり、大円団。50ページほどの短編で集中力が途切れず一気読みしやすい。

今日買った本

■今日買った本。計4050円。

 

a)ヤフオクにて。

1・内藤初穂・文、谷内こうた・絵『つきとあそぼう』至光社 ¥725

2・王敏・文、李暁軍・絵『モンゴルの白い馬』小峰書店 ¥585

 

b)ブックオフonlineにて。

3・コルネイ・チュコフスキー、樹下節訳『普及版 2歳から5歳まで』理論社 ¥108

4・イソップ、ポール・ガルドン・絵、木島始訳『まちのねずみといなかのねずみ イソップ寓話より』佑学社 ¥498

5~7・真樹日佐夫・原作、上村一夫・画『ゆーとぴあ 7~9』小学館 各¥398

8・ジーニー・ベイカー、百々佑利子訳『森と海のであうところ』佑学社 ¥598

9・藤野邦康『青空の帆影』構想社 ¥348

 

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 注文していた本が、a),b)から届いた。

 1:言葉少なに、雲から生まれたこびとが月と遊ぶ絵本。夜の真っ黒い背景がだんだん朝を迎えるに連れ、色が薄くなっていく。「あっ おおきなくも」「くもがわく ひろがるひろがる」などという言葉を追いながら、『よあけ』という絵本に似ているものを感じるが、こちらは月が主役なので、フェードアウトしていくような終わりかたが、『よあけ』の日の出の広がりや始まりを強く感じさせる終わりかたとは対照的。

 2:赤羽末吉・絵の「スーホの白い馬」と同じ民話の絵本。幾何学的で幻想的な絵が特長。スーホが白い馬から抜き取った矢のあとから出てくる血が、本物のように見える。

 3:2020.12.4読了。有名な絵本作家による2歳から5歳までの子どもについての考察的エッセイ。実子を見ていて納得することが多かった。例えば、ハッピーエンドを執拗に望むこと(バッドエンドや、言わばもやもやエンドを、無理矢理ハッピーエンドに読み換えること)。怖い話を嫌い、怖いページは読み飛ばそうとすること。子どもを脅かすのに大人が持ち出すオバケ(我が家では「早く寝ないと"ガオー"が来るよ」などと言っていた)の発語した時の音響そのものを怖がること。子どもの涙はいつでも無邪気かというと全くそんなことはないこと(人が見ていないところでは泣き止んだりする)。韻律が気に入るとその韻律にあった踊りを続けなから何度も何度もその節を口にすること。チュコフスキーが集めた子どもの面白発言集としても、大いに楽しめて、特に傑作ぞろいなのが、自分がどうして生まれたかを、親に、街なりお店で買ってきたんだよ、ごまかしの説明をされて一応納得している子どもの発言を集めた章。噴き出さずに入られない、一流の噺家に笑わされているかのようだった。p.41を読んでいてラードゥガ(радуга)が虹の意味だと知った(新読書社の本の奥付でよく目にするラードガ出版社というのは言わば虹出版社ということか)。

 4:ポール・ガルドン昔話シリーズの4巻に相当。

 5~7:行商用。

 8:鳥肌が立つようなリアリティを感じさせる素晴らしいコラージュによる絵本。レリーフ・コラージュといって、立体貼り絵と訳されるようだ。表紙から裏表紙にまたがる絵も見逃さずに注視すること。当然各絵に奥行きはあるにしても、限られた奥行きのなかでどこまでも吸い込まれるような奥行きを表現している。失われたり絶滅した生き物や想像のシーンを半透明に画面に埋め込む方法も、一体どうやって実現しているのか、見事としか言いようがない。"粘土、紙、絵の具、織り物、天然の味わいを保つように加工された草木"などを使っているそう。グレートバリアリーフに面するデインツリー熱帯雨林の様子を描き、この自然が壊されないようにというメッセージをはっきりと訴える。

 9:山高登装幀。帯、ビニカバ付というのが嬉しい。

今日買った本

■今日買った本。計216円。

 

a)ブックオフ徳島沖浜店にて。

1・芳崎せいむ『金魚屋古書店 14』小学館 ¥108

2・愛英史・原作、里見桂・漫画『ゼロ The Man of The Creation 11』集英社 ¥108

 

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 ゼロという漫画の未所有巻が棚にあったのをいつだったか確認していたので、それを買うつもりでa)へ行ったのだが、見事にほとんど無くなってしまっており、買えたのは2だけだった。

 1:収集中?の漫画の未所有巻。?を付けたのは、読んだら手放してしまおうと思っているから。

 2:収集中の漫画の未所有巻。

今日買った本

■今日買った本。計133円。

 

a)ヤフオクにて。

1・『文藝春秋漫画讀本 昭和45年6月1日号』文藝春秋 ¥133

 

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 落札していた本が、本日届いた。

 1:特集は、長編漫画まつり。巻頭グラビア直後の、谷内六郎・文、東君平・絵「お婆さんの絵本」という作品が読みたくて買ったもの。当作品は、僻地の山の中に住むお婆さんの話で、ときとして孫の世話をしているが、孫の両親も街で働いているし、近所の若者も出稼ぎやらで土地を出て行って、ますます寂しい感じを漂わせている。自分も過疎地に住んでいるので、この住む土地が着実に没落していく感じは肌身に染みてくるなと思う。他作品では、トミー・アンゲラー(←本書ではウンゲラー表記ではなく)の「恐怖の楽隊」という漫画が面白かった。コラージュ手法を用いた作品で、1962年発表の『どこにいるの?かたつむり』や1964年発表の『くつくつみつけた』などを分かりやすく連想させる作品だった。

今日買った本

■今日買った本。計216円。

 

a)ブックオフ徳島住吉店にて。

1・越智典子・文、金尾恵子・絵、小菅康弘・監修『かめのひなたぼっこ』福音館書店 ¥108

2・いしかわこうじ『りくののりものえほん』童心社 ¥108

 

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 決算セールをやっているのではないかとa)に行ったら、別のセールがやっていて、¥108商品を除く雑誌・児童書半額セールをやっていたのだが、今回は特にその恩恵に与ることができなかった。それでも何か買えたので良しとする。

 1:2011年10月1日発行の、月刊予約絵本「ちいさなかがくのとも」通巻115号のペラペラ版。かめが、池の中から顔を出している石の上に這い上がってくる。次から次へ這い上がってくるので、しまいには亀の山が崩れて池の中にどぼどぼと落ちていってしまう。一日中観察していないとこんな絵本は描けないだろうなあと思う。動き見られる時間は、ごくわずか。折り込み付録を読むと、動かないことで、鳥などの天敵の目をそらしている面があるようだ。

 2:例えば、バスなら、バス、という名称がまず書いてあって、隣にバスの走る絵が描かれている。そして、そのバスの走る絵の裏側をめくると、「ぶーん、おきゃくさんを のせてはしるよ。」の説明文とその様子を描いた絵がある。というパターンで、さまざまなりくののりものを紹介するささやかなしかけえほんとなっている。輪郭くっきりの、好みの絵だったので、めったにしかけ絵本に食指を動かすことのない私だがつい買ってしまった。