【絵のない絵本】アンデルセン 大畑末吉訳 岩波文庫 ★★★ 2006.3.12
全33話(全33夜)中、わずか数篇だけが、初読で良い引っ掛かりを得た。全般にシリアスで、ときにアイロニカル。代名詞が多いせいか(それが、そのetc)、掌編なれども、うかうかして読むと何も得ないうちに終わっている。一文一文の意味とイメージを確認するように、読むと良さそう。
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ストックホルム発コペンハーゲン行きの列車の中で読了。車窓から見える木々は、本文にあった糸杉というやつではなかろうか、と思って帰宅して調べてみたが、どうやらポプラが正解らしかった。野うさぎを見かける。