■今日買った本。計2000円。
a)クロアゼイユにて。→初入店。
1・森雅之『散歩しながらうたう唄 森雅之第二作品集』ふゅーじょんぷろだくと ¥400 sansho
2・板倉聖宣、辻村益朗・画『砂鉄とじしゃくのなぞ』福音館書店 ¥200 yodonika
b)ふるほん上海ラジオにて。
3・勝川春潮・喜多川歌麿他画、安田義章・監修、佐野文哉訳『秘蔵の名作艶本第6集 大奥のおんな』二見文庫 ¥100
4・渓斎英泉・歌川国芳他画、安田義章・監修、佐野文哉訳『秘蔵の名作艶本第7集 浮世のおんな』二見文庫 ¥100
5~8・折口信夫『折口信夫全集 25,26,29,31』中公文庫 各¥200
c)モンターグ・ブックセラーズにて。→初入店。
9・レイ・ブラッドベリ、伊藤典夫/吉田誠一/宮脇孝雄/村上博基訳『キリマンジャロ・マシーン』ハヤカワ文庫 ¥400
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開店日が限られていて、京都に来てもなかなか来店できなかったa)が、今日は開いているのを事前にチェックしていたので、早速市バスでa)へ向かう。紅葉真っ盛りで市バスは遅れに遅れ、昼ぐらいにようやくa)へ。ちょっとした古本市の開催中で、いろんなかたの古本が置いてあり、1冊はそこから購入。ランチをした店の名は忘れてしまったけれど、京大の近くで安くてお腹いっぱいになる良いお店だった。それから、2日前に買い逃していたシリーズ本を回収すべくb)へ行き、目論見を達成。帰りの高速バスの時刻が迫る中、これも2日前に行こうとして見つけられなかったc)を何とか見つけて、入店を果たす。寄せ集めると一箱分くらいの古本が、新刊の棚に混ぜこぜで差してあったので、その中から1冊購入。昨日まで?は、古本だけ集めて販売していたみたい。
1:ぱっと見で、鴨沢祐仁的な絵に興味を持ち、少し悩んだ末に買った本。これは買って良かった。予想通り、それこそキャラメルストーリーという作品群があるように、タルホ的でチョコレットを口にぽいと放り込むような、気軽さと気の利き加減。大事に食べたいけれど、ついつい次々に食べてしまって、気づけば空き箱だけが手元に残ったような読後感。もっとこのかたの作品を読みたい。
2:昨日立ち寄った古本屋の本が、この店舗でも置かれているとはちょっと驚きだった。そしてこの本の安さも驚き。科学の失敗学のようなものを研究している著者。恥ずかしいとしながら、砂鉄と磁石の謎を勘違いも赤裸々に追っていく話しで、一気読み。まるでノーベル物理学賞や化学賞の受賞記念講演を聴いているような面白さだった。この本は素晴らしい。
3,4:収集中のクラシック・アート・コレクションというシリーズの本。
5~8:持っていない巻を確認して、買うことにした未所有巻。これで全31巻のうち20巻分揃ったところ。
9:数少ない古本の中から選んだ一冊。短篇集で、作品ごとに訳者が異なる。訳者のひとり伊藤典夫氏は、紙魚の手帖32号に文章を寄せていて知ったかた。