yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計10328円。

 

a)SOWGENにて。→初入店、はんのきの古本がある、本購入無し。

 

b)ホホホ座三条大橋店にて。→初入店、本購入無し。

 

c)メディアショップにて。

1・根本敬『河出文庫版 龜ノ頭のスープ』河出文庫 ¥100

 

d)文月書林にて。→初入店。

2・黒田三郎監修『現代労働詩集』秋津書店 ¥1000

3・北嶋廣敏『探検百首 塚本邦雄の美的宇宙[液化ピアノから追伸の墨]』而立書房 ¥200

4・米村敏人、辰巳四郎・絵『鶏劇 1965~1971』永井出版企画 ¥200

 

e)ほんとレコードにて。→営業時間外で入店できず。

 

f)風の駅文庫にて。→初入店、本購入無し。

 

g)ふるほん上海ラジオにて。→初入店。

5~9・折口信夫『折口信夫全集 9,10,13,17,24』中公文庫 各¥200

10・歌川国貞・葛飾北斎他画、安田義章・監修、佐野文哉訳『秘蔵の名作艶本第1集 江戸のおんな』二見文庫 ¥100

11・歌川国芳・歌川国貞他画、安田義章・監修、佐野文哉訳『秘蔵の名作艶本第3 枕絵のおんな』二見文庫 ¥100

12・鈴木春信・恋川笑山他画、安田義章・監修、佐野文哉訳『秘蔵の名作艶本第8 夜伽のおんな』二見文庫 ¥100

13・クレメント・クラーク・ムーア、渡辺茂男訳、ウィリアム・W・デンスロウ・絵『クリスマスのまえのばん』福音館書店 ¥1000

14・レオ=レオニ、谷川俊太郎訳『マシューのゆめ えかきになったねずみのはなし』好学社 ¥500

15・江戸川乱歩、新保博久/山前譲・監修『江戸川乱歩全集第5巻 押絵と旅する男』光文社文庫 ¥200

16・夢野久作『空を飛ぶパラソル』角川文庫 ¥200

17・大石可久也・絵、輪島・朝市の人びと・語り『あさいち』福音館書店 ¥200

18・セルゲイ=ミハルコフ・原作、浜田廣介・文、佐藤忠良・絵『もりはおおさわぎ』偕成社 ¥300

19・ジョン・バーニンガム、岸田衿子訳『はるなつあきふゆ』ほるぷ出版 ¥300

20・ウィリアム・スタイグ、小川悦子訳『ゆうかんなアイリーン』セーラー出版 ¥300

21・渡辺茂男、瀬川康男・絵『三にんむすこ』福音館書店 ¥300

22・平岩弓枝、新井勝利・絵『うらしま』岩崎書店 ¥300

23・エズラ・ジャック・キーツ、西園寺祥子訳『ローラースケートだ!』ほるぷ出版 ¥300

 

h)Vensa!にて。→初入店、suiranの古本がある、本購入無し。

 

i)モンターグ・ブックセラーズにて。→店舗見つけられず

 

j)iroiroにて。→初入店、YUYBOOKSの本がある、本購入無し。

 

k)ブックオフ堀川五条店にて。

24・久世光彦・原作、上村一夫・作画『螢子(上) 昭和抒情歌50選』ブッキング ¥1560

25・久世光彦・原作、上村一夫・作画『螢子(下) 昭和抒情歌50選』ブッキング ¥1960

26・司馬遷、小川環樹/今鷹真/福島吉彦訳『史記列伝(二)』岩波文庫 ¥108

 

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 週末は京都を巡る。今日はその初日。a)は、アンティーク家具屋なのだが、町家古本はんのきの古本をを置き始めたということで行ってみた。b)は、ホホホ座の新支店で、新刊と古本と喫茶の店となっている。『山坂 7号』が置いてあったことにグッときた。c)は久々に店舗前を通りかかって、100均棚から1冊買うことができた。d)は、店売りをしていなかったが、以前からある古本屋らしい。最近店舗を構えたということで行ってみると、文学を中心に素晴らしい品揃えで、狭いながらも充実した時間を過ごすことができた。『中公文庫解説総目録 1973-2006』があって欲しかったのだが、ぎりぎりのところでブレーキがかかる。北上していき、開店時刻より早いとは分かっていたものの、e)へ寄ると、やはり開いておらず。f),g)はそれぞれ同じアーケード内にある。f)では、おそらく店主さんが読了した本を中心に、少しだけ古本を販売している棚があった。そして、本日一番収穫のあったg)だが、どの本も破格の値段という感じで、ここはまた出来る限り寄りたい店。シリーズ本で所有しているかどうかが確認できなかった本があるので、明後日再訪予定。それからずっと西へ行き、東欧雑貨を扱うh)へ。ここにはsuiranという群馬の古本屋の古本があるという情報があったので行った。今日を含めてこの週末は、企画セール中で実は古本は仕舞ってあったのだが、わざわざ見せていただくことができた。申し訳ないことに古本は何も買えなかったけれど、明日会う人に向けたいい手土産を買うことができた。それは『きりのなかのはりねずみ』という絵本にちなんだクッキー。チェックイン前に、だいぶ無理してi)も行ってみようとしたところ、場所が特定できず。ゲストハウスにチェックインして、宿主と本の話になり、今日買った本を見せびらかしたあと、本日のダメ押しでj)とk)へ。j)では、古本は見当たらず、アートな本が多くて手が出なかった。久々に入店したk)は、また棚の並びが変わったようだった。

 1:青林堂の古本漫画でよく見かける根本敬氏なのだが、これまでアクのあまりに強い絵で敬遠してきた。¥100なら入門に良いかもと思って購入。実際読み終えて、もう多作品は読まなくて良いかな、という感じ。気持ち悪い親父を描くのが実にうまい。

 2:夏葉社の本で知った黒田三郎氏が監修する、市井の労働者が読んだ労働にまつわる詩を集めた本。ぱらぱらと読んだだけでも、今で言うブラック企業クレーマーが詩の中に登場してくる。今の労働者に、労働を詩にしていく人は、どのくらいいるのだろうか。

 3:探検の本は常に探しているが、短歌の本で、この言葉を使っている本を見るのは初めて。好きな塚本邦雄をテーマにした本ということも気に入って購入。

 4:全く知らない詩人の函入りの詩集なのだが、辰巳四郎氏の挿絵が豊富で(装釘もされている)、そこが気に入って購入。講談社文庫の二階堂黎人のミステリの装画を思い出すような絵がたくさん。解説は、黒田喜夫。函や本体の表には、本の題が記されていないので、ちょっと調べてみると、函に薄紙か透明のカバーが付いていて、そこに題が印刷されていた模様。全体に近親への執拗な思いが感じられる詩集だった。

 5~9:収集中の文庫全集。まだ棚に持っていない巻があるような気がするので、後で調べて二日後に再訪する予定。

 10~12:収集中のクラシック・アート・コレクションというシリーズ。これも5~9と同じで、再訪で買い足せるものがありそう。

 13:ウィリアム・W・デンスロウの挿絵が素晴らしい絵本。一目で気に入った。名前のWはWallaceで、カタカナで書くならウォレスまたはウォーレスとなるようだ。

 14:美術館に行って絵描きになることを決意するねずみマシューの話。そこで出会った雌ねずみと結婚するなんて、いい出逢いかただなあと思う。

 15:久世光彦氏による巻末エッセイ「私と乱歩 乱歩は散歩」が収録されているのだが、氏の『久世光彦の世界』という本においても、「久世光彦詞華集 久世さんの愛した作品」ということで「押絵と旅する男」が取り上げられている。

 16:米倉斉加年氏装画ということで集めているシリーズ。

 17:特製版2009年2月1日第5刷のもの。この本を、この日の宿の宿主に見せたら、たまたま宿主の奥さんが輪島のかただったそうで、ひとしきり話が弾んだ。

 18:「ひろすけ絵本」シリーズの10作目。あまり見ない本と思う。おおかみはほとんどいつも悪役にされるのは、どうしてだろう。

 19:折りたたまれた通常の約4倍の画面のページが、四季それぞれに、つまり4箇所ある豪華なつくりの絵本。四季折々のイベントや事象を並べて、一読で一年を振り返る。

 20:リンク先は、出版社がらんか社になっているがどういうことだろうと思って調べてみると、セーラー出版社が社名を変更したものらしい。本作は、ウィリアム・スタイグには珍しく、普通の人間の子どもが主人公。アイリーンは、勇敢だし、そして相手方への報告も正直で、素晴らしい子だと思う。大人にもこれくらいの人物はなかなかいない。

 21:絵本ライブラリー版と記されているが、どういう版なのか、正確なところは不明。旅に出された三人のむすこがそれぞれに成長して、ひねりを加えながらも立派になって、元の家に戻ってくるというお話。

 22:2002年にも復刊されたみたいだが、購入したものは1975年2月28日第8刷のもの。竜宮城の人間の姿に化した魚の下僕たちが、頭に元の姿のものであろう魚を載せているのがちょっと面白い。

 23:同じ作者の『ぼくとおどりませんか』と似て、文字は極力減らし、絵で読ませる絵本。ローラースケートに不慣れな二匹の犬が、それぞれにすったもんだするドタバタもの。

 24,25:未所有の上村一夫作品。上下巻の美品が見つかったので、値段的にも納得の買い物。ただし帯欠。

 26:収集中の文庫。