yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計5200円。

 

a)山形ヒトハコ古本市。→初会場入り。

1・エルンスト・クライドルフ、佐々木田鶴子訳『バッタさんのきせつ』ほるぷ出版 ¥300 arukanananika

2・チャールズ・モンロー・シュルツ、谷川俊太郎訳『SNOOPYのちいさな恋物語』角川mini文庫 ¥100>

3・チャールズ・モンロー・シュルツ、谷川俊太郎訳『SNOOPYのしあわせ恋物語』角川mini文庫 ¥100 kamane

4・デビッド・マッキー、前沢明枝訳『ミスター・ベンとおおきなえもの』朔北社 ¥500 rainbow

5・マルティン・ハイデガー、原佑/渡邊二郎訳『存在と時間1』中公クラシックス ¥300 matob

6・バーニー・ボス、ハンス・デ・ビア・絵、かじたえいいち訳『みどりのヘルガ』ノルドズッド・ジャパン株式会社 ¥300 kamupanerura

 

b)紙月書房にて。→初入店。

7・ちばてつや『ちばてつや短編集1 螢三七子』講談社 ¥400

8・ちばてつやちばてつや短編集2 テンカウント』講談社 ¥400

9・小沢正、佐々木マキ・絵『キツネはかせのへんなはつめい』秋書房 ¥300

10・加古里子『あなたのいえわたしのいえ』福音館書店 ¥300

 

c)香澄堂書店にて。→初入店。

11・三好悌吉・絵、矢島稔・指導『はじめてであうずかん1 こんちゅう』福音館書店 ¥200

12・相笠昌義・絵、小森厚・指導『はじめてであうずかん2 けもの』福音館書店 ¥200

13・安徳瑛・絵、高野伸二・指導『はじめてであうずかん3 とり』福音館書店 ¥200

14・笠木實・絵、久田迪夫・指導『はじめてであうずかん4 さかな』福音館書店 ¥200

15・高森登志夫・絵、古矢一穂・指導『はじめてであうずかん5 しょくぶつ』福音館書店 ¥200

16・鶴見俊輔、佐々木マキ・絵『言葉はひろがる』福音館書店 ¥200

17・ハーマン・メルヴィル、坂下昇訳『タイピー ポリネシヤ綺譚』福武文庫 ¥500

18・山口昌男『道化的世界』ちくま文庫 ¥400

 

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 書きかけ。

 1:ほるぷ出版からは2012年に出たクライドルフの未読絵本。春夏秋冬全季節に渡って、見開きごとにバッタのあれこれの過ごし方が、短い詩とともに紹介される。オリジナルは1930年に出版。

 2,3:角川mini文庫は普通の文庫本の半分よりちょっと大きいくらいのサイズ。どちらの巻も、スヌーピーは脇役で、ほとんどはチャーリー・ブラウンほか人間の登場人物の恋模様がネタ。片思いばかりで、いずれもいくらも進展しない雰囲気がごくごく安定してして、ある意味安心して読める。他の角川mini文庫の中では、たぶんシリーズ17番に相当する桜井和寿福山雅治草野マサムネほかが寄稿している『私のいちばんすきな本』がちょっと気になる。

 4:全4巻のシリーズ。この著者はシリーズものが得意なのかな。収集開始。

 5:

 6:スイスの絵本と思われる。今年は酉年なので酉の絵本を気にかけているが、これも酉の絵本。緑色の鶏であるヘルガが、その特異な色を以って、自分は仲間とは違って偉いんだと言って、仲間といざこざを起こしてやんややんやする話。結局みんな産む卵の色は白色だったので、みんな同じ鶏で誰かが特別偉いわけでは無いと納得する。巻末に紙工作のおまけつきだけど、私はこういうのを思い切りよく切り取ってしまうことができないたち。

 7:

 8:

 9:キツネはかせシリーズの第1作。一つの発明で話を膨らませるのではなく、一つの発明がまた次の発明の動機になり、その繰り返しでどんどん話が進む。パターン化するとみせて、ちょっと肩透かしを食わせてきたりして、なかなか面白い。第2作の『キツネはかせのへんなカレーライス』は図書館で借りて読んだ。そちらは、ダンジョンもののRPGみたい。ぶたのブタノ君が、食べ物と戦いながら宝を入手して行く、きつねはかせが買い取ったお化け屋敷にだんだんと惹かれていく話。課金すると有利に進めることができるというのも、今時のゲームみたい。

 10:家に必要なもの、屋根、壁、玄関などをそれぞれどうして必要なのかいちいち説明して、家という大きな道具を説明する絵本。屋根の上の鳥やその後にやってくる犬にも、ページを繰るごとに物語が展開している。こういうところは、見逃せない。

 11:はじめてであうずかんシリーズ全5巻のうちでも、最も数多くのものを掲載している巻。昔カブトムシを飼っていた時に、いつの間にか虫かごに中に入ってきていたバッタのような虫がいたけれど、あれはカマドウマだった。ヒシバッタというのは、胴体が菱そっくりなので、なるほどなあという名前。オトシブミという虫がいることを初めて知った。

 12,13:失念していたが、以前購入したことがあった。

 14:サクラマスはやまめと同一の種だとは驚いた。一生川の中で過ごす個体がやまめと呼ばれるそうだ。

 15:はじめてであうずかん全5巻の中で、もっとも鬼気迫る絵であるのが、本書と思う。薔薇や白菜、いちごなど、花びらの繊細な柔らかさ、葉脈や果実表面の凹凸とその周辺の照りの表現など、吸い込まれるようである。素晴らしい絵。

 16:月刊たくさんのふしぎ1998年3月号(通巻36号)のもの。通巻数からして初期の頃だから「かがくのとも」小学生版と書いてある。1991年に特製版も出ているみたい。鶴見俊輔氏の初めての絵本らしい。アイソタイプやロコスといった絵文字のことは知らなかったので、勉強になった。

 17:『白鯨』のメルヴィルの処女作。私の記憶回路では、ネルヴァルとメルヴィルがごっちゃになっている。

 18:サーカス本を積極的に収集していた時期から気になっていた道化論の本。