■今日買った本。計1550円。
a)9kにて。→初入店。
1・ジャック・ガントス・作、ニコール・ルーベル・絵、石井桃子訳『あくたれラルフ』童話館 ¥540
2・大石真・文、北田卓史・絵『トムとチムのたのしいクリスマス』ひくまの出版 ¥400
3・佐々木和子『人間の知恵14 台所のはなし』さ・え・ら書房 ¥610
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SNS上で見かけた新聞記事でa)の実店舗があることを知ったので、早速仕事の休みのこの土曜日に行ってみた。概ね絵本と児童書の古本屋で、自分の好みにぴったりのお店。結構珍しい作品も置いてあって、じっくり棚を見させてもらった。
1:同行者が選んだ本。帰宅して読んだら、同行者はラルフの悪たれ具合と、更生のための仕打ちに近い苦労に、軽く肝をつぶしたみたいで、あまり食いつきが良くなかった。
2:トムは犬で、チムは猫。2匹は、たっちゃんの友だち。たっちゃんは、寝ないとサンタからのクリスマスプレゼントが届かないので早々に寝るのだけど、したたかなことにトムとチムに見張りを頼む。サンタは、はっきり確認できなかったけど、翌朝プレゼントが庭に置いてある。トムとチムへのプレゼントは雪で作られたロケットで、たっちゃんと3人でそれに乗って離陸したところでおしまい。最後はちょっと幻想味あるな。
3:平安や室町時代では、貴族は料理することを(火を扱うせいで煙たいなど)むさ苦しいことと考え、自分たちで料理をせずに、別棟で召使いに作らせていた。貴族のいる棟では台盤所(だいばんしょ。これが台所の語源らしい)という盛り付けだけをするスペースしかなく、料理が運ばれてくるころには、すっかり冷めてしまっていたそうだ。その反対に、いつ駆り出されるか分からない武士は、自分たちで料理をするようになっていたらしい。電気、ガス、水道が整備されるにつれ、料理が簡単になって、男性たちが台所に入るようになってから、台所がどれだけ不便な造りになっているかが判ってきて、流し台の高さが上がったり、水道とコンロや調理台や戸棚の位置関係などの改良が一気に進んだそうだ。