yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計760円。

 

a)某所にて。

1・『Panasonic パーソナルコンピュータ 品番FS-A1 取扱説明書』 ¥0

2・鶴見正夫・文、高橋透・絵『ブルドーザのガンバ』偕成社 ¥0

3・レミー・チャーリップ・作、八木田宜子訳『よかったねネッドくん』偕成社 ¥0

4・飯島敏子・文、井上洋介・絵『だめなんてだめ!』ひかりのくに ¥0

5・上崎美恵子・作、上野紀子・絵『だぶだぶだいすき』秋書房 ¥0

6・今西祐行・作、中谷千代子・絵『バイオリンのおとは山のおと』偕成社 ¥0

7・今西祐行・作、遠藤てるよ・絵『さくら子とおじいさん』あかね書房 ¥0

 

b)ブックオフonlineにて。

8・大西京子、片桐善直・編『京子のパズル 大西京子パズル全作品集』波書房 ¥110

9・ドミートリー・ドミートリエヴィチ・ナギーシキン・作、ゲンナジー・ドミートリエヴィチ・パヴリーシン・画、大橋千明訳『勇敢なアズムーン アムール地方のむかし話』リブロポート ¥650

 

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 月に1度くらいの頻度で巡回しているのが某所a)である。今回は、なかなかの収穫を得た。b)は、9/13に届いたもの。上記のリストには入れていないが、b)では、高木正勝の『セイル』というCDアルバムも¥781で購入した。

 1:私が小さかったころに自宅にあったものMSX2のマシンが、まさにこのFS-A1だった。実家にはMSXマシンがあった痕跡は全く残っていないが、その取扱説明書を30年くらいぶりに目にして感動。内蔵ソフトの紹介で、ピンポンだかテニスだかが実機には入っていたように思うのだが、それはない(「コナミの新10倍カートリッジ」に入っていたのだろうか?)。BASICプログラムのリストも懐かしく、見よう見まねでプログラミングして、0とO、1とl、全角スペースと半角スペースなどの違いに、散々苦しめられた当時を思い出す。

 2:

 3:どちらかというと1997年改訂版で縦長の版になったもののほうが欲しかったが、入手したのは1978年5月初版5刷のもの。改訂版は、原作者たっての希望で、英文併記となっている。また、原画サイズに合わせた版型になっているようだ。というのは、今回入手の旧版の紙面をよく見ると、左右両端に白帯状の余白があったりするので、原画はもっと縦長だったのだと気づいた次第。訳文も結構変わっていたが、これは旧版の方がリズムが良くて読みやすいと思う。FortunatelyとUnfortunatelyの繰り返しの、万事塞翁が馬的なお話。

 4:

 5:上野紀子氏の絵ということで、うっすらとしたホラーさが滲み出る話かなと思って読んでみたら、やはりそう。水を汚す人間たちに、水の精が復讐をするように、と水の王様にけしかけられるが、だぶだぶ服の主人公サラサラは反対の立場を貫く。人を殺したら大きくなれるような仕様にされた水の精の子どもたちは、そのことに疑問も持たず/持てず、そのことを当たり前のものとして大きくなっていく……教育の恐ろしさよ。サラサラはだぶだぶ服のまま、すなわち子どものまま、人を信じて生きていくことを自ら決心する。押し付けられるものに反対できるのも、子ども心にある自らの心に従うという素直さが必要なのかも。教育で人格が善悪のどちらにどう転ぶか、人間の人格形成は本当にはらはらさせられるものがあると思う。

 6:バイオリン作りのおじさんが山の木を切り出して作るバイオリンは、山の音、それは雨や雪や雷やらの音をたっぷり含んでいるから素晴らしい音を出すんだよ、という語り絵本。ほとんどの文章がおじさんの語りきかせの言葉になっていて、これくらい子どもたちに自分の仕事を語れる大人になりたいものだと思う。

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