yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計1860円。

 

a)9kにて。

1・メリー・カルホーン・文、エリック・イングラハム・絵、猪熊葉子訳『とびねこヘンリー』佑学社 ¥580

2・トミー・デパオラ・再話/絵、いけださとる訳『青い花のじゅうたん』評論社 ¥400

3・フリードリヒ=フェルト・作、赤坂三好・絵、鈴木武樹訳『きかんしゃ1414』偕成社 ¥440

4・ルーマー・ゴッデン・作、ウィリアム・ペーヌ・デュボア・画、石井桃子訳『ねずみ女房』福音館書店 ¥440

 

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 この頃、職場のつまらない同僚に精神的にダメージを受けることが多く、休憩の必要性を強く感じて、ちょうど営業日だったa)へ原付で行ってきた。乳幼児を連れた家族が来店していて、あれこれ言いながら絵本を買っていくのを、良い景色だなと感じながら、自分の欲しい本をじっくり探して、充実の時間を過ごした。

 1:リブリオ出版で再販されてもいたが、より欲しかった元の佑学社版が買えて嬉しい。気球で飛ぶ練習を積んでいたお父さんがいざ飛ぼうとするときに、忘れ物のカメラを取りに気球を離れた隙をついて、猫のヘンリーが一人(一匹)で、気球に乗ってしまう話。あれこれ試しながら、何とか操縦をして、うまいこと最後は地上に降りてくる。写実的でかつ凝ったアングルからの絵が、なんとも美しい。猫の毛や、鳥の羽、気球の網かごなど、よくよく眺めて楽しまないともったいない。

 2:トミー・デ・パオラ表記ではなく、トミー・デパオラになっていることに注意。日照りの続くネイティブアメリカンの土地に、<ひとりでいる子>という通り名の女の子が、大切にしている人形を精霊たちに捧げる。すると、青い花が咲き、恵みの雨が降った、という話。青い花は、ブルー・ボンネットといってテキサス州の州花なのだそう。別名ルピナス。<ひとりでいる子>は、身寄りが無くなって部族の人たちによって育てられてきたのだが、そのような子が全体のために献身する話であり、心を打つ。最後には<みんなをたいせつにする子>と呼ばれるようになる。

 3:2022/5/27読了。年長児に寝る前に読みきかせて、4夜で読了した。61年間も新町と元町の両駅を往復するばかり、しかも途中の駅は無しという働き方をしてきた機関車。つかれた、つかれた、と言って、運転士のアルフレートに一夜の休みをもらう。その一夜に、あれこれ冒険をして、リフレッシュして、また元気に働くまで。私も疲れた疲れたと言いがちなのだが、この1414(いちよんいちよん)の機関車ほどは、単純な仕事でもなく、また働いている期間も短い。それでも、この仕事での疲れが、児童書の導入に使われるなんて、疲れにまみれた大人の世界を思い知らされるようでぞっとした。そう、リフレッシュは大事。子どもは、勢いよく走る1414が壊れた橋を一っ飛びにする場面や、リフレッシュ後に所要時間を短時間化した様子の大げさな描写が気に入った様子だった。

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