■今日買った本。計100円。
a)一色文庫にて。→移転後初入店。
1・吉岡勇『芭蕉を歩く 奥の細道』駸々堂ユニコンカラー双書 ¥100
***
フェリーに乗る時間まで少し余裕があったので、移転以来行けていなかったa)へさっと寄る。100円均一の棚が充実していて驚きつつ、一冊購入。自宅周辺のことにも触れられていそうなので、それが購入の決め手。
■今日買った本。計100円。
a)一色文庫にて。→移転後初入店。
1・吉岡勇『芭蕉を歩く 奥の細道』駸々堂ユニコンカラー双書 ¥100
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フェリーに乗る時間まで少し余裕があったので、移転以来行けていなかったa)へさっと寄る。100円均一の棚が充実していて驚きつつ、一冊購入。自宅周辺のことにも触れられていそうなので、それが購入の決め手。
■今日買った本。計3260円。
a)古書キリコにて。→初入店。
1・ジュリアン・グラック、天沢退二郎訳『大いなる自由』思潮社 ¥700
2・奥田継夫、米倉斉加年・絵『さくらさん、おばあさんになる』冬樹社 ¥500
3・ピエール・ド・ロンサール、井上究一郎訳『ロンサール詩集』岩波文庫 ¥300
b)みつづみ書房にて。→みつづみ書房の一箱古本市最終日だった。初入店。
4・スギヤマカナヨ『チューチューチュー』福音館書店 ¥50 rokumei books & papers
5・湯川秀樹、市川亀久弥・聞き役『天才の世界』知的生きかた文庫 ¥200
c)suruga屋にて。
6・谷井建三『ふねにのった』福音館書店 ¥100
7・ツイヴァナ・ブルリッチ-マジュラニッチ、ツヴィエタ・ヨブ・絵、中島由美訳『巨人レーゴチ』福音館書店 ¥100
8・戸川昌子・原作、岡崎英生・脚色、上村一夫・画『淫花伝1 阿部定(上)』K&Bパブリッシャーズ ¥1000
9・永井豪『あばしり一家 1』角川文庫 ¥310
***
帰省を始める。今日は新大阪泊なのだが、休憩と時間調整がてら、2軒の初入店を狙ってどちらも成功。a)は、おそらく2011年の大阪天満宮境内の天神さんの古本市で出店されていて知った古書店で、私の欲しい本がたくさん出品されていたことからいつかぜひ行きたいと思っていた。親しみやすい店主が在中で、店内にあげてもらい、愉快な話をたくさん拝聴して、楽しい時間だった。実はまず旧住所に行ってしまったのだが、そこは歯医者になっていた。b)は、イベント最終日というのが気になって覗いたお店。一冊はそのイベントで出されていた本を買った。もう一冊は、店舗の古本だったのだが、値札が付いていなかったので、レジに持って行くと、値段をパッとつけてくれたので、その潔さも好印象。畳の座敷の店内はくつろげる空間だった。c)は、自宅受け取りができないこともあって、実家に配達されるよう手配したものだが、それが本日届いたとの連絡があったので、ここに記しておく。ちなみに昼食は、絹延橋うどん研究所というお店へ行ったのだが、こんなお店がもし実家の近くにあったら、帰省のたびに必ず通うだろう。食べるときっと元気が湧く、そう思わせる料理で満たされたお店。
1:1973年5月21日第1刷発行のもの。その後、同じ訳者による改訳新版が出ているみたい。
2:米倉斉加年氏が絵を描いている本で、実際に見るまで本書を知らなかったもの。こういう発見が古本屋で棚を見ている時の大いなる楽しみ。今日一番の収穫はこれ。読了。さくらという名の発明家のおじいさんが、自分の開発した薬でおばあさんになる話。一応児童文学ということになろうが、きわどい表現がたくさんあって、あとがきによると出版に際しては苦労があったようだ。扉絵の米倉氏の走り書き「イワシの美味さがわかる人こそが詩人だ」。
3:今は昔、2011年11月に小さな花というカフェで閲覧用の本書を見かけて、ずっと気になっていた本。5年越しに入手叶った。
4:こどものとも0.1.2.の一冊。スパゲティを食べるときなどチューチューといった擬音が使われる場面が、いろいろ。輪郭くっきりの絵が好みで、購入を即決。
5:調べてみると、これは正編で、同じ文庫から続編と続々編が出ているようだ。天才を語る湯川秀樹という天才(クリエイティブ・マイノリティ)をあぶり出す対談。聞き役の意地悪さが、本書を面白くしたと思う。ところで、ぼろくそを、ぼろんちょんというのは関西の傾向か。以下印象に残ったところをメモ。1つ、自己顕示欲は誰にでもあり一概に否定できるものではなく、いかにコントロールできるか、どこに向けていくかが問題。2つ、天才は同時代的に評価する困難さがある、というのは評価者の凡庸が目立ったり、やっかみ・嫉妬が混じるから。時間的あるいは空間的に離れると、評価しやすくなる。例えば、日本ではしばしば有名人が死ぬと、その人を良く言う声が上がるもの。3つ、空海が作ったいわば帝国大学である綜芸種智院(しゅげいしゅちいん)では、仏教を学ぶのに、道人(お坊さん)に伝授してもらうことと学者(俗博士)に教授してもらうこととそれぞれをカリキュラムに取り入れている。聖俗それぞれから学ぶということ。
6:行商用。ちなみに明日船に乗る予定。
7:著者名のブルリッチとマジュラニッチの間の文字はハイフン。クロアチアの児童文学作家で、クロアチアのアンデルセンと呼ばれるそうな。同氏の他作品が2作紹介されているが、1つ目「漁師パルンコ」は、例えば成文社から2006年に出た、飯島周/小原雅俊 ・編『ポケットのなかの東欧文学 ルネッサンスから現代まで 』に収録されている。2つ目の「斧の子トポルコ」は邦訳されていないようだ。ツヴィエタ・ヨブ氏については、紹介文も無く、よくわからないが、波線を多用した幻想的な絵で素晴らしい。髭や髪、煙とか波の描き方が特に好み。題字・装丁は、スズキコージ。『三コ』みたいに、村の子どもたちを救うために一肌脱ぐ巨人レーゴチだが、人間に振り回されこき使わされて疲れたのか、また一人暮らしをしていた廃墟の城に戻っていく。
8:上村一夫の未読未所有作品。下巻未入手。
9:収集中の漫画。これで全5巻揃った。年明けから読み始めたい。
■今日買った本。計1350円。
a)ブックendsにて。
1・永島慎二『幻想冒険漫画 一郎くんの長い旅』青林堂 ¥800
2・八島太郎『あまがさ』福音館書店 ¥250
b)45cafeにて。
3・中村柾子、中島睦子・絵『りんごたべよう』福音館書店 ¥250
***
年末なので、a)で売ってしまいたい本を持って行き、手にしたお金でまた2冊購入。b)では、みかん農家さんが行商に来ていたので、みかんを数種買い込んだ。古本は、ひらすま書房の本を一冊購入。
1:挿絵入り児童読み物といった感じの作品。元々は進研ゼミ「チャレンジ」に掲載していたものらしい。夢オチなのだが、途中の展開速度は、良いペースを持続していて、一気に読める。旅は一度行ったところも行ったり来たりするので、こうして単行本化されて一気読みできるのはありがたい。
2:初めて買ってもらったあまがさを使いたい子のお話。恵みの雨はいつ降るか。
3:切り貼りした紙で描かれたりんごの絵。螺旋状に剥いた皮がひっくり返っているところなどとってもいい感じ。
■今日買った本。計1852円。
a)ブックオフonlineにて。
1・辰巳ヨシヒロ『TATSUMI Definitive Collection of YOSHIHIRO TATSUMI』青林工藝舎 ¥298
2・曽田文子『サーカスへいったねこ』講談社 ¥498
3・ジーン・ウルフ、フリッツ・ライバー他、若島正・柳下毅一郎・谷崎由依・秋津知子・伊藤典夫・渡辺佐智江・原啓介訳、若島正・編『モーフィー時計の午前零時 チェス小説アンソロジー』国書刊行会 ¥948
4・匿名作者『禁断叢書4 逆光の部屋 ある美少女の回想』河出文庫 ¥108
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先日a)で注文した本が本日届いた。a)ではそろそろ、何か欲しい本が入荷した時に、送料無料にするための適当な本が見当たらなくなっている。
1:がさがさした装幀で、あえて作品発表当時の時代を感じさせる。本書は残酷かつ終わり方がぶつっと切れているために余韻ある短篇揃い。辰巳ヨシヒロについては、あまり作品を読んでいないけれども、「人生なすび」という作品が今最も気になっている。
2:最高に気に入っているねこの絵本。
3:チェス好きなので、チェス小説アンソロジーということで飛びついた。ちょっと背ヤケしているのが残念。まえがきは小川洋子で、帯には羽生善治が言葉を寄せている。残りの作者をここにメモしておくと、ジャック・リッチー、ヘンリイ・スレッサー、フレドリック・ブラウン、ロジャー・ゼラズニイ、ヴィクター・コンストキー、ウディ・アレン、ジュリアン・バーンズ、ティム・クラッベ、ジェイムズ・カプラン、ロード・ダンセイニ。妖とチェスを打つロジャー・ゼラズニイの「ユニコーン・ヴァリエーション」。ウディ・アレンの、往復書簡による噛み合わないケッサクのチェスには、笑いが止まらない。非SFで、最も直球的に痛切なのは、ティム・クラッペ「マスター・ヤコブソン」。
4:禁断叢書の唯一の未所有巻。これで全巻揃った。幼い時分より男を手玉にとる才に長けた美少女が、最後は気になっていた男性と一緒に、年配男性の主人に仕えていく話。
■今日買った本。計1390円。
a)ブックオフ魚津店にて。
1~4・永井豪『あばしり一家 2~5』角川文庫 各¥347.5
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毎週火曜日がa)でのポイント2倍デーになったようなので、今日火曜日であるから、以前目をつけていた本1~4を購入。全5巻なので、残りの第1巻はまたどこかで探そう。
■今日買った本。計1408円。
a)ひらすまshoboにて。
1・マキシン・クーミン&アン・セクストン、イーヴイン・ネス・絵、長田弘訳『ジョーイと誕生日の贈り物』みすず書房 ¥400
b)ネットoffにて。
2・加古里子『ぼくのハはもうおとな』フレーベル館 ¥480
3・蜂矢英彦『心の病と社会復帰』岩波新書 ¥100
4・古谷三敏『寄席芸人伝 11』小学館 ¥428
***
a)でトークイベントがあったので行ってきた。イベント開始前に1冊購入。b)は本当は昨日届いたもの。ネットで買った本だけの記事は、どうも恥ずかしいので、できる場合はこうして他の記事に混ぜてしまうようにしたい。
1:詩人が贈る絵本シリーズの未読作品。文字の量が多く、読み物としてかなりしっかりしていそうな印象。読了。自由になりたい、しかし与えられた役割を果たさなくてはという義務感もあり、「誕生日の贈り物」の葛藤が心に痛切に迫ってくる。
2:六歳臼歯(きゅうし)の重要性について、よく分かる絵本。この歯のシリーズは、全部で3冊から成るらしい。
3:精神障害者のリハビリテーションを専門とする著者の新書。2017年3月31日読了。気になったところをメモ。p.99、精神病院では少ない職員数で大集団の入院患者を扱おうとすれば、指示的にならざるをえない。患者の方でも指示されてそれに従うことに慣れて、入院期間が長引くにつれて、やがては自分で考え、自ら判断し、自発的に行動するという自律性を失ってしまう。入院患者によらず外来でも通院が長引けばそうなりそうだし、他の世界でも似たようなことがありそうだ。p.156、チーム精神医療がラグビーに似ているという論のところでの、箇条書きされている一項目に、球を持ちすぎてはいけない、というのがある。球とは治療社が患者から得た情報のこととしてあるが、これもやはりチームで事を成す上で重要な指摘だと思う。p.183、精神病で入退院を八回繰り返した患者の発言が要旨としてまとまっていて、これが大変説得力があり、胸を打つ。1993年に書かれた本だが、現在の精神病リハビリテーションの状況は、さらにどの程度まで改善されてきたのか気になる。
4:収集中の漫画の唯一の未所有巻。過去に一度揃えたことがあったが、遂にもう一度全く別の個体で揃えることができた。
■今日買った本。計1264円。
a)ヤフオクにて。
1・『月刊明星 1972年1月号』集英社 ¥300 漫画雑誌切抜き
2・『平凡 1970年6月号』平凡出版株式会社 ¥300 漫画雑誌切抜き
3・『サンデー毎日増刊 劇画&マンガ第3集 1970年8月7日号』毎日新聞社 ¥664
4・『Mr.Action! 1974年9月号』双葉社 ¥664 漫画雑誌切抜き
***
数日前に落札した商品がそれぞれ届いた。1と2は、一括で出品されていたもの。全てクロネコDM便で届いたのだが、1~3は実際は昨晩届いたもの。4も昨晩配送予定だとWebで配送状況確認していたのだが、なぜかその日中に届かず、今晩になって届いた。クロネコDM便の配達員は、なぜだか夜にしか配送してくれないし、アルバイトなのか、とても応対が悪い。顔を合わせずに受け取れないものかと思う。日中の、クール便の配達員は社員なのか、とても愛想が良く爽やかで好きなのだが。
1:上村一夫の単行本未収録の読み切り短篇「花ノ音」を収録。実際に届いたのは、その短篇だけの切り抜き。少女のフラジャイルな性を材にした話。
2:上村一夫の単行本未収録の読み切り短篇「アクション兄弟の誓い〜千葉真一兄弟ものがたり」を収録。実際に届いたのは、その短篇だけの切り抜き。実際にあったエピソードを劇画化しているらしいが、画面がどうにも心に訴えかける力に乏しく薄っぺらに感じる。印刷が悪く、ぎりぎりで判読できた。弟の千葉治郎も、アクション・スターとして活躍していたようだ。
3:上村一夫の読み切り短篇「ほうずき」を収録。「ほおずき」ではないので注意。単行本未収録作品だと思って読んでみたところ、たちまち既読感に襲われ、調べ直すとコンビニコミックの『大奥の狐』に収録されていた。その代わり、平田弘史「秘砲抱え大筒」という一子相伝の砲術の武家の時代物が非常に面白く、これを読めたことで元が取れた感じ。南條範夫の小説のようでもあった。「奇妙な月曜日」という作品が収録されている石井みみという作家も初めて知ったが、話はむにゃむにゃしているけれども独特の絵で妙な力強さを感じさせ、印象に残る。先日買って読んだ『おんどりのボルケ』で知ったばかりの谷川晃一が、ショート・ショート(小説)のページに、イメージ・ショートショートという4カットからなる作品を載せていた。
4:上村一夫の単行本未収録の読み切り短篇「サマー・タイム」を収録。実際に届いたのは、その短篇だけの切り抜き。副題は、劇画家残酷物語。扉上部の煽り文句が、「劇画家のなまぬるい生活を自らが告白する衝撃の描き下ろし!!」とある。(おそらく永島慎二の)『漫画家残酷物語』を読んで、劇画家という職業を選んだ主人公の夢野太郎が、アド・コミックなる海外漫画誌の編集者に出会い、妙な方向に転落していく話。
■今日買った本。計5700円。
a)ブックオフ魚津店にて。→本購入無し。
b)ヤフオクにて。
1~5・上村一夫『サチコの幸 1~5』双葉社 ¥3560 漫遊堂
***
買い物ついでに久々にa)へ寄ってみたが、この日は買えるものがなかった。ポイント2倍デーが毎週火曜日に変更されたようだ。29日のポイント5倍デーは変わらず。気になる漫画があったので、次の火曜日にでも買えたらと思う。帰宅するとb)が届いていた。1~8はまとめて出品されていたもので、各値段は合計金額を合わせるよう適当に当てた。
1~5:以下は状態のメモ。1巻は16頁が地から縦半分目まで切れ、113&114頁の小口部一部千切れ。2巻は天に判子跡とカバー背上部補修テープ有。3巻は貸本上がり。3巻のp201に、女将さんと高橋信太郎の間にできた息子というのが出てくる。高信太郎を茶化した名前だろう。
6:何故か5巻が2冊あるけれど、逆に嬉しい。以前からバラで収集していたこともあり、もう1セット完結させる楽しみは続く。あと1,3巻がないのだ。
7:まんだらけ出版より完全版が出た作品。1巻と銘打たれているけれど、双葉社からはこれ以降出版されなかった。
8:少年漫画サイズのもの。1巻は未入手。
■今日買った本。計3574円。
a)えんぱーくクリスマス2016ヒトハコ古本市にて。→初会場入り。
1・山極寿一、阿部知暁・絵『ゴリラが胸をたたくわけ』福音館書店 ¥100
2・君島久子、丸木俊・絵『ふえをふく岩』ポプラ社 ¥100
3・大塚勇三・再話、秋野亥左牟・画『ネパール民話 プンク・マインチャ』福音館書店 ¥100
4・小口明、二木六徳・絵『そしえて民話絵本 にじいろのマガタマ』そしえて ¥100
5~10・舟崎克彦、赤羽末吉・絵『日本の神話 全六巻』あかね書房 各¥100*6 bababahchan
11・ゲルダ・マリー・シャイドル、アントニー・ボラチンスキー・絵、神品友子訳『お月さまのかお』ほるぷ出版 ¥500 読み聞かせサークル
12・●『OFF SEASON ISSUE NO.03』 ¥100 mountain book ca
13・加古里子『あかですよあおですよ』福音館書店 ¥200
14・赤塚不二夫『名人』曙文庫 ¥108
15・倉金章介『あんみつ姫 全一冊』サラ文庫 ¥108
16・倉金章介『てんてん娘 全一冊』サラ文庫 ¥108
c)大福屋にて。→初入店。
17・谷川晃一・作/絵『おんどりボルケ』福音館書店 ¥250 kamaneko
18・和田誠・文/絵『ポケットに砂と雪』フェリシモ出版 ¥400 kamaneko
19・横山隆一『隆一コーナー』六興出版 ¥300 amenomi
d)北島書店にて。→店舗営業しておらず。
e)スワロー亭にて。→初入店。
20・田河水泡『少年漫画詩集』桜華書林 ¥500
***
●のところ書きかけ。
たまの遠出でもしたくてa)を主目的に、ドライブに。子どもを連れての長距離ドライブがどこまで可能かを試す意味もあった。a)では、6人くらいの出店者がいて、その他にもクリスマス関連の雑貨の出店やワークショップがあれこれあって、若い家族で賑わっていた。それほど時間をかけずに見終わってしまったので、今度は開店したばかりのc)を目指すことにした。途中のb)では、絶版漫画が妙に充実していて、少し買えるものがあった。c)は、ナビの住所指定地点と実際の位置が異なっていて、店の近くで右往左往したが何とか到着。駐車場はなさそう。貸し棚に、数名のかたが古本を並べておられ、そこから3冊購入。そのうちゲストハウスをするものと思っていたら、学生をターゲットに下宿を始めるそうだ。d)は、c)の近くにあり、店舗前を通りかかったけれど、ぱっと見たところ、普段からやっている雰囲気がない。子どもの機嫌も良いので、さらに未踏のe)を目指して、小布施まで行って、目的を果たし帰宅。
1:キングコングの影響で、攻撃的なシグナルと思われてしまっているドラミングが、そうではない叩く理由があるということを、どうやって知り得たじゃということを、体験的に描いた絵本。著者は、京大学長。
2:作家紹介のところで知ったのだが、君島久子氏は、国立民族博物館の名誉教授。神の娘も魅了する笛を吹く笛吹きが、神の怒りを買い、村に訪れた危機を自己を犠牲に村を救う話。海南島が舞台なので、登場人物が頭にかぶっているもののデザインが、日本とはまた違った東洋的な感じ。
3:リンク先は特製版になっているが、実際に購入したのは、1968年2月1日発行、おそらく第1刷のこどものとも143号のペラペラ版。賢く正直なプンクは宝物を手に入れ、そうでない継母とその娘チャンパは、しっぺ返しを喰らう。双頭の獣ドーン・チョーレチャの、お礼の方法もずいぶん間接的だなあ。ヤモリーという名のまんじゅうが気になる(家守と音が同じだから。木に生るからではない、念のため)。
4:諏訪を舞台にした創作民話絵本。絵のかたの読みは、ふたつぎむつのり。諏訪湖のほとり、今の岡谷と思われる土地が舞台。村に白ギツネを連れたシロツネヒコという勾玉の首飾りをした若者が現れ、稲作などあれこれ異文化を持ち込む。村の娘ユキは彼を慕うが、村のカシラは結婚を許さない。あるとき八ヶ岳が噴火して、溶岩が流入して、諏訪湖の水が溢れ出し、そこに住んでいた大鯰が暴れ出す。村人は村を捨てて逃げようとするが、シロツネヒコが命を賭して退治に行き、そのまま帰らぬ人となる。ユキもあとを追って行方知れずに。といった話。岡谷には勾玉が出土した遺跡が実際にあるそうだ。
5~10:ばらばらで集めていた絵本が箱入り完結セットで出されていたので、喜んで購入。どれだけ嬉しい買い物だったか、出店者さんに語っていい買い物になったと思う。
11:どこかWebで中の絵を見て気になって探していた作品。ボラチンスキーはドイツの作家。濃密な絵で、チェコの絵本みたい。
12:●
13:たこ絵本の傑作。たこの子どもたちそれぞれの個性が、絵の時間に何を描くかでだんだんと見えてくる。開放的な教室で、生徒以外の生きものが出入りできるのも楽しい。ランドセルの背中の目印も良いし、とにかく随所に工夫と遊びがあって、深く長く楽しめる絵本となっている。
14:4ページくらいの読み切りの、「名人」シリーズと「ニャロメ」シリーズを収める。ワカサダヨヤマチャン、など当時のCMのフレーズをはじめ、時事ネタが結構あるので、わからないところを調べて見ると面白い発見がある。巻末に曙文庫のリストが載っていたのでメモしておいた。『侵略円盤キノコンガ』は、曙文庫に入っていたとはなあ。
15:サラ文庫の10番目。昭和漫画傑作集と表紙の隅に書いてある。16も同様。古き良き少女漫画という感じで、軽快に読み進められる。小さい頃に、アニメをちらと見た記憶があるのだが、再放送だったのだろうか。田河水泡のお弟子だったらしく、どおりでのらくろそっくりの熊が出てきたわけだった。茂林寺(もりんじ)が分福茶釜の話に出てくるお寺だということを知った。解説は、清水昶(あきら)で、三歳年上だという兄の清水哲男があんみつ姫のことを詠んだ詩が紹介されている。また以前の所有者の痕跡として、「コカコーラ」の文字が丸く囲まれていたが、確かに連載当時にどのくらいコカコーラが一般に知られていたか、興味が出てきたのでウィキペディアにより少し調べてみた。連載は1949~55年。一方、1920年にコカコーラが日本で初めて輸入販売され、1945年には進駐軍供給目的でに6つのボトリング工場が日本に設立されたとのこと。日本初のボトラーが設立されたのが1956年だから、進駐軍向けのコカコーラが、一般にそれなりに流出して知名度を上げていたと思われるがどうだろうか。
16:サラ文庫の11番目。今でいうハローワークにお世話になり続ける娘てんてんの話。こちらも15同様、時事ネタ満載。流行語になった「書きますわよ」、ベストセラーとなった『孤獨の人』、ボナンザグラムという穴埋めパズルも1950年代に流行ったらしい。また、ミーハーは元々ミーちゃんハーちゃんだったということも知ることができた。「忍術道場」という話は、あんみつ姫で使われた忍術ネタがそっくり使われている。「み空すずめちゃん」という話では、竹庵先生という人物が登場するが、これがヤブ医者(の異名)であることをてんてんは知っていて賢いなあと思った。「山敬ちゃん」の山敬(やまけい)というのが、なんだか分からない。
17:同じにわとりでもあるので、『パンをたべるのはだれですか?』を思わせるアートな絵。話も村山夫妻の絵本のようなテキトーな感じのノリで、面白い。全く知らない作家だったが、少し気にしておきたい。
18:砂漠や山で探検する人が出てくるお話で、探検ものということで購入。
19:毎日新聞での週一回のコラム連載をまとめたもの。著者は、漫画だけでなく切り絵も得意としていて、幻影城で24ページに渡って当時にして40年前の作品がまとめて掲載されたとかで、一度見てみたいものだ。また、『新青年』の挿絵の仕事などもしていた時期があるそうで、横溝正史氏の人柄が垣間見える「幸運」という回は特に読み応えがあった。
20:冨岳書房から昭和二十二年に発行されたという同書の復刻版。制作は桜華書林だが、発行所は「村のホテル住吉屋」という野沢温泉のホテルになっているのが面白い。田河水泡とゆかりのあるホテルなのだろうか。また、限定880部上梓のうち○部のところ、数字が抜けているのが、何となく残念。
■今日買った本。計2392円。
a)suruga屋にて。
1・上村一夫『津軽惨絃歌~怨霊十三夜~』チクマ秀版社 ¥1700
a)ヤフオクにて。
2・『平凡パンチ 1982年7月26日号 通巻921号』平凡出版株式会社 ¥231 漫画人
3・『平凡パンチ 1983年5月2日号 通巻959号』平凡出版株式会社 ¥231 漫画人
4・『平凡パンチ 1985年9月23日号 通巻1076号』平凡出版株式会社 ¥230 漫画人
***
先日注文及び落札した商品がそれぞれ届いた。
1:上村一夫の未所有の単行本。帯欠。作画集(drawing)が収録されているのが、嬉しい。
2:上村一夫「オレの共通一次 vol.16 女優」が載っている。これが欲しくて、2~4のセットを買ったのだった。
3:この号はあまり見所がないなあ。赤塚不二夫の「松尾馬蕉」という漫画が載っている。
4:この号も3と同様。とり・みきの漫画が載っている。
■今日買った本。計2164円。
a)ヤフオクにて。
1,2・上村一夫『やっちゃれトマト 1,3』双葉社 ¥2164
***
先日落札した商品が本日届いた。未所有の上村一夫作品。この本は表紙には巻数が書かれておらず、ちょっと珍しい作り。第2巻は未所有なので、そちらも何とかバラで見つけたい。3巻のほうは、貸本上がりで、カバーが本体に糊付けされている、千枚通しで綴じ補強してある、裏表紙の手前の遊び紙の一部にハンコか何かがあったらしき隅が切り取られている、といった状態だったが読む分には問題なし。ところで上記とは別件で『同棲時代』のレコードも入手した。
■今日買った本。計0円。
a)N夫妻より。
1・野見山暁治『四百字のデッサン』河出文庫 ¥0
2・阪田寛夫『わが町』講談社文庫 ¥0
***
買った本というより、私のために選んで贈っていただいた本。本のプレゼントはいつも嬉しい。振り返ってみても、こういう時にこの作品は合わないなという感じで的外れだったことがないのは不思議。
1:旧版を古本屋でよく見かける本だけれど、新装版をいただいた。これを機に早速読んでみたい。表紙の月光仮面のような黒線のものは、何だろう。
2:この本は知らなかった。講談社文芸文庫の『大阪文学名作選』にも抄録されているみたい。冒頭いきなり阪急電車が出てくるし、各章題が大阪やその周辺各地の地名というのも良い。
■今日買った本。計700円。
a)加能屋書店(泉)にて。→初来訪、倉庫であることを現地確認。
b)zuiunにて。→初入店、B1Fがブックカフェとなっている、本は閲覧専用、喫茶利用。
c)加能屋書店(武蔵町)にて。→初入店。
1・ビル・サンボーン・バリンジャー、大久保康雄訳『歯と爪』創元推理文庫 ¥100
2・多田不二『神秘の詩の世界 多田不二詩文集』講談社文芸文庫 ¥600
***
昨晩帰ろうとして、高速バスが渋滞に巻き込まれたため、金沢泊となっていた。翌日の今日は、折角なのでこれまで行けていない箇所を巡ることにした。それにしても、本が重いので、b)でランチをすることをメインにし、その道中にa)を確認。b)の地下はブックカフェになっていて、そこの本は、オヨヨ書林がセレクトしたものと聞いている。J.C.ポウイス『孤独の哲学』などがあって、良い感じだった。店舗の判が捺してあるのが、もったいなく感じてしまう。ランチ「瑞」は、ものすごいボリュームで満足。最終的に、また高速バスのバス停まで歩いて戻ってきたついでに、c)へ。日曜日以外の曜日に金沢市街に来るのは久しぶりだったので、ついに営業中のc)にありつけて嬉しかった。
1:1989年11月10日16刷のものを買ったのだが、帯に原書通りの体裁でお届けします!とあって、袋とじ部分のある文庫になっている。この袋とじが破られていないように見えたので、嬉しくで買ったのだが、今よくよく検めてみると、既に破られていたのだった。それでも全体に美品なので良しとする。返金保証するくらい面白いらしい。
2:何だか怪しい詩が満載されていそうで、タイトルに惹かれて買ったもの。詩はあまり読む力がないので、後半のエッセイに期待している。