yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計4002円。

 

a)長崎書店にて。→初入店、本購入無し。

 

b)舒文堂河島書店にて。→定休日で入店できず。

 

c)マイチェアブックスにて。→定休日で入店できず。

 

d)古書汽水社にて。→初入店。

1・ソニア・レヴィティン、ジョン・ラレック・絵、清水真砂子訳『三人のおひゃくしょうのはなし2 ふうがわりなたまご』佑学社 ¥540

2・クリスティーナ・ビヨルク、レーナ・アンダーソン・絵、野花かほる訳『フィフィのみぎひだり』文化出版局 ¥324

3・クルト・バウマン、ジタ・ユッカー・絵、ウィルヘルム・きくえ訳『キビタン かくれんぼ絵本』太平社 ¥432

 

e)ポアンカレ書店にて。→初入店。

 

f)天野屋書店にて。→定休日で入店できず。

 

g)古本タケシマ文庫にて。→初入店。

4・大江ちさと、太田大八・絵『さるのよめ』トモ企画 ¥300

 

h)橙書店にて。→営業時間外なのか入店できず。

 

i)長崎次郎書店にて。→初入店、本購入無し、2Fの喫茶利用。

 

j)ブックオフSUPPER BAZAARノース天神にて。

5・ドロシー・マリノ・文/絵、石井桃子訳『ふわふわくんとアルフレッド』岩波書店 ¥108

6・ジョン・シャロン、こだまともこ訳『みどりいろのバス』ほるぷ出版 ¥108

7・ライヤ・シエッキネン、ハンヌ・タイナ・絵、坂井玲子訳『ちいさなおうさま』冨山房 ¥108

8・谷川俊太郎、和田誠・絵『とぶ』福音館書店 ¥108

9・グリム、リスベート・ツヴェルガー・画、池田香代子訳『七わのからす』冨山房 ¥108

10・津原泰水『少年トレチア』集英社文庫 ¥108

11・ロラン・ド・ブリュノフ、矢川澄子訳『ババールといたずらアルチュール』評論社 ¥108

12・マーガレット・ブロイ・グレアム・作/絵、友野冬彦訳『ヘレン、ようこそどうぶつえんへ』キッズメイト ¥300

13・ハンス・クリスチャン・アンデルセン原作、ジャン・ウォール、レイ・クルツ・絵、友近百合枝訳『おおきなおとしもの』ほるぷ出版 ¥300

14・土方久功・再話/画『サトワヌ島民話 おによりつよいおれまーい』福音館書店 ¥350

15・かの、米倉斉加年・絵『トトとタロー』アートン ¥700

 

***

 

 さて、滞在先から日帰りで熊本古本屋巡りをしてきた。a)は、有名な新刊書店。b)は店内の本がガラス越しによく見えたのだが、定休日ということで入店叶わず。c)は、リトルプレス等取扱いの店で、こちらも定休日。本日のメインと思っていたd)は、何とか営業していて、いい絵本が買えたのが嬉しかった。e)は、どうやらガソリンスタンド跡地を利用した店舗で、本は買えなかったものの、野田ちか子『幻燈小品』というCDアルバムを¥1700で購入。f)は定休日で入れず。ついに、火曜日に熊本にきてはダメだなと思うに至る。g)は、壁に面陳されていた民話集が気になったもの、状態が自分には難で買えなかったが、トモ企画の未知の本が買えた。h)が営業していなかった理由は不明。これまでの収穫を振り返りがてら、i)で喫茶。高速バス移動して、物足りなさをj)で癒した。

 1:なんでもないことをネガティブに捉えてぐずぐずする三人のおひゃくしょうの話。ダメな男性の典型という感じ。面白いけれども身につまされる、だからこそ良い絵本と思う。このシリーズの1作目も読んでみたい。

 2:本文は、おそらくスウェーデンの作家と思う。洗濯物の干す位置で、みぎひだりを学べる絵本。ビルエルという名の、梟らしき鳥が可愛らしい。

 3:見返しに「株式会社日本ユニ・エージェンシー」という判子跡があった。翻訳出版権を取り扱う会社のようだ。原題は『KIWITAN』。それぞれスイスの作家か。キビタンという鳥が、各見開き絵のなかに隠れている何かしらを見つける、それを読み手が一緒になって探して遊ぶ絵本。あまりストーリィ性はない。答えを知りたい人は、付属のハガキを送ると、答えを教えてもらえるのに加えて、キビタン・シールをプレゼント、とある。どんなシールだったのだろう。

 4:トモ企画の絵本にはすぐ飛びついてしまう。さるに貸しをつくってしまったがために、娘を嫁にやることになり、末の娘が嫁入りするが、機転を利かせ、さるから逃れて、よかったよかったといった話。

 5:くまのぬいぐるみのふわふわくん。アルフレッドと仲良しだったのに、次に来た、とらのしまくんに興味が移ってしまい、無視され続けて、さあふわふわくんがどうしたかという話。長い棒を工夫して作る両親にぐっとくる。

 6:ジョン・シャロナーというのが本名で、ジョン・シャロンペンネーム。氏の初めての絵本で、イギリスでは名作扱いされているみたい。用済みになったみどりいろの二階建てバスが、それを見つけたふたりの子どもがあれこれあった挙句、新たなバスの居場所を構えるまでの話。バスの色を目立たせるためか、表紙は真っ赤。

 7:玄関マットの「SALVE」は、ラテン語でサルウェーと読み、こんばんはの意のものと思われる。お城にひとりぼっちで住む背の低い王さまが、猫の訪問を受け、猫をそのまま家来にしようとあれこれ世話をして、王様的な振る舞いと家来の振る舞いがなんだか幸せな逆転を起こす話。でもだんだんと一人でいる時とは違って、王さまの考え方や人当たりが丸くなり、周りに街ができて友人も増えていく。BIB世界絵本原画展グランプリ受賞作品ということだ。BIBは、Bienále ilustrácií Bratislava(ブラティスラヴァ・イラストレーション・ビエンナーレ)で、スロバキア首都ブラティスラヴァ開催されるものということを調べて知った。ということで、ハンヌ・タイナ氏の水彩画は、さすがの美しさ。静謐な雰囲気を描き出すのにぴったりと思う。フィンランドの画家と思う。

 8:『あな』と同じコンビによる絵本。空を飛ぶ夢の話で、うまく飛べるような飛べないような感じが、私自身が実際見たことのあるそういった夢と同じで、共感した。主人公が、自分の名前の書いてある服を着ている。

 9:ツヴェルガーの絵本の未所有絵本。七羽のからすに変えられてしまった兄弟を取り戻す末の妹の話。巻末に冨山房から出ているツヴェルガーの絵本のリストがあって、早速メモした。

 10:行商用。

 11:●

 12:キッズメイトという出版社は、この本を買って初めてその存在を知った。どんな絵本を出している出版社なのだろう。昨日も買ったグレアムの別の絵本。クモのヘレンが、動物園にとって益虫であることが描かれる話。全体に愛らしい絵で親しみやすい。

 13:以前買った『ひよこのかずはかぞえるな』と同じネタだと思ったら、アンデルセン童話がベースになっていたのか、それ以前からの童話として口承があったのかもしれない。卵を売りに街へ行く間に、大金持ちになっていく夢を妄想して、売り物の卵を落として割ってしまう話。レイ・クルツの絵は、輪郭線で区切られた部分ごとに、鮮やかな単色で塗りつぶす絵になっている。白も上手く使ってある。印刷向きの絵だと思う。

 14:サトワヌ島は、ミクロネシア連邦という国の中の小さな島ということだが、ざっと調べた限りでは、どの島か、地図上に見出せなかった。今回入手した版が出て数年後、こどものとも世界昔ばなしの旅1の15巻セットのうちの1冊に組み込まれた。強すぎて疎んじられたおれまーいが、言わば鬼ヶ島に島流しにあった後、そこの鬼までやっつけて帰島して、ようやくみんなに謝ってもらい酋長になったという話。

 15:かの氏は、米倉斉加年の娘。トトは、魚のととから来ているようだ。

今日買った本

■今日買った本。計4040円。

 

a)書斎りーぶるにて。→新刊書店。初入店、本購入無し。

 

b)Rethink Booksにて。→新刊書店。初入店、本購入無し。

 

c)ジュンク堂書店福岡店にて。→本購入無し。シカク特設コーナーを確認。

 

d)solid&liquid tenjinにて。→4F改装中のため、営業しておらず。

 

e)sleepookにて。→営業時間外なのか、入店できず。

 

f)あい書林にて。→移転後、初入店。

1・由良君美編『イギリス怪談集』河出文庫 ¥250

2・石井隆石井隆自選劇画集』創樹社 ¥1000

3・大泉黒石『黒石怪奇物語集』桃源社 ¥500

4・村野守美『さんささかやの…』大都社 ¥300

 

g)ブックオフ日赤前店にて。

5・藤井醇、三好悌吉・絵『ふゆのむし』福音館書店 ¥350

6・小森厚、薮内正幸・絵『こうていぺんぎん』福音館書店 ¥350

7・吉崎正巳『いたち』福音館書店 ¥350

8・ハインツ・ヤーニッシュ、リスベート・ツヴェルガー・絵、阿部謹也訳『ティル・オイレンシュピーゲルのゆかいないたずら』太平社 ¥100

9・三田村信行、佐々木マキ・絵『おとうさんがいっぱい』理論社 ¥100

10・アーナ・ボンタン/ジャック・コンロイ、バージニア・リー・バートン・絵、伏見操訳『ビュンビュンきしゃをぬく』岩波書店 ¥200

11・ウィリアム・スタイグ、小川悦子役『くぎになったソロモン』セーラー出版 ¥300

12・マーガレット・ブロイ・グレアム・作/絵、渡辺茂男訳『ベンジーのふねのたび』福音館書店 ¥240

 

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 書きかけ。

 1:怪談集シリーズの未所有巻。シリーズはあともう一冊で揃うところまで来た。

 2:●。収録12作のうち、名美が登場する作品は、「淫画の戯れ」「カーニバル・イン・ブルー」「白い汚点(しみ)」「水銀灯」「赤い教室」「犯されたい」「30分の街」「イリュージョン」「●」。

 3:由良君美が解説を書いている。函入り。装幀は渡辺東とある、点描による絵が妖しくて素晴らしい。全く知らない作家だったが、2013年に河出文庫から短篇集が出ているのを知った。収録作は、一部のみ重複しているので、これを読んで面白ければ、そちらにも手を伸ばしてみたい。

 4:昭和53年11月20日初版の短篇集。ラストの「ありがとうバカやろ」が良かった。終戦直前の日本国内で、米軍の捕虜を捕らえた話。少し日本語のわかる日系二世のアメリカ人で、ありがとうとバカやろの意味を逆に覚えてしまう。栗山蔵書の印が押してあった。

 5:1987年12月15日特製版かがくのとも第3刷のもの。5~7は、同じ人が売ったものだと思われる。成虫もこっそりと越冬をしている。なんとなく信じられないような思いがするので、実際にそうしているところを見てみたいものだ。

 6:1988年1月20日特製版かがくのとも第3刷のもの。雄が卵を温めるのは意外だった。雌が餌を採りに行く途中で倒れたり、吹雪に耐えきれず倒れる個体がいたり、過酷な生活環境が綴られる。

 7:1987年8月20日特製版かがくのとも第3刷のもの。いたちはネズミを捕らえる時に、宙返りをして気を引きつけておいてから、突然狩りに転じるそうだ。冬に食べ物がなくなると、家畜のにわとりを襲うこともあるとして、にわとりがちょっと登場する。

 8:行商用。

 9:ホラーSF短篇集と言って良いと思う。シュールで不条理、かなり怖い。「どこへもゆけない道」には、古本屋が出てくる。

 10:訳者の名前をひらがなで書くと、ふしみみさを。汽車よりはるかに早く走る犬のビュンビュン。画面の奥の方からうねるような曲線で躍動的な画面を演出する描き方がバージニア・リー・バートンらしい。

 11:2012年発行の新訳版。内容は『ロバのシルベスターとまほうの小石』に似る。うさぎのソロモンが、釘に変身できるようになる話。

 12:ベンジーシリーズで最も入手容易な作品。コックさんのような話のわかる労働者、あるいは自分の裁量で責任を負いつつ自由に働ける人になりたいものだ。

今日買った本

■今日買った本。計100円。

 

a)第3回門司赤煉瓦ヒトハコ古本市にて。→初会場入り。

1・上条由美子、吉本隆子・絵『さとしとさぶ』福音館書店 ¥100 tukiakaritukiusagi

 

b)シマネコブックストアにて。→臨時休業で入店できず。

 

c)ブックオフ福岡トリアス久山店にて。→本購入無し。

 

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 a)にたまたま行ける都合がついたので行ってみた。がっつり本を並べる店が多かった。門司駅で下車したのは初めてかもしれない。会場の施設でサクラビールの歴史を学んだ。b)は、店頭の黒板には営業日と書いてあるのに、別の手段で問い合わせると臨時休業とのことで、折角足を伸ばしたのに残念な結果に終わった。ラルシビストと併せて、なかなか初入店を飾れない。帰宅して、なんだかもの足りないので、再び出かけてc)に行ってみたが収穫無しだった。

 1:年少版こどものとも通巻61号。1982年4月1日発行。さぶは、さとしの(家で)飼っている猫の名前。それぞれ好きなものが共通することとか異なることとかを対比して話が進む。

今日買った本

■今日買った本。計3726円。

 

a)丸善博多店にて。→第10回丸善博多店古本まつりをやっていた。

1・神沢利子、真島節子・画『おいしいよ』福音館書店 ¥300

2・小出正吾、安泰・絵『めんどりとこむぎつぶ』フレーベル館 ¥500

3・木下順二、瀬川康男・絵『絵巻平家物語3 俊寛』ほるぷ出版 ¥500

4・ジョン・ブラッシュフォード=スネル/アリステア・バランタイン編、植村直己監訳『探検 エキスパートへの道』日本交通公社 ¥600

 

b)ブックオフ福岡博多口店にて。

5・石井隆『横須賀ロック 石井隆作品集』立風書房 ¥310

6・野村庄吾『乳幼児の世界 こころの発達』岩波書店 ¥108

7・クレイトン・ベス、犬飼千澄訳『大きな木の下で』ぬぷん児童図書出版 ¥108

8・三好銀『三好さんとこの日曜日』小学館 ¥108

9・萩尾望都『月夜のバイオリン』スタジオシップ(オリオン出版) ¥108

10・ハインリッヒ・ホフマン、伊藤庸二訳『ぼうぼうあたま』教育出版センター ¥760

11・薮内正幸『みんなおおあくび』福音館書店 ¥108

12・まど・みちお『てんぷらぴりぴり』大日本図書 ¥108

13・アンソニー・ブラウン、秋野翔一郎訳『ウィリーとともだち』童話館出版 ¥108

 

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 本日は友人の結婚式に出席。集合時間までに上記の通り13冊も買ってしまい、深夜まで重たい思いをした。a)の店では、古本まつりをやっていて、藤城清治氏のエッセイや、アランの紀行文集などもっと買いたい本もあったけれど、まだ我慢できていた。しかし、b)の店で特に漫画で掘り出し物があったので、一気に重くなり始め、箍(たが)が外れてしまい、絵本もそれなりに買ってしまった。

 1:福音館のペーパーバック絵本。これまで見たことなかったのと、神沢利子さんの作品ということで購入。1973年6月が第1刷で、今回購入は1984年11月第27刷。2012年にこぐま社から復刊したようだ。さまざまな動物や虫が、どんなものが好物か、を描く。各動物が好きな食べ物を学べる。こういう作品には、しばしば最後に人間の子どもが出てくるのだが、それはなかった。カレーライスが出てきておいしいよと言われても、共感できない子どももいるだろうからなあ。

 2:中身をパラパラと見たところ、ジャニナ・ドマンスカの絵本『パンをたべるのはだれですか?』と同じ内容の絵本だと即座に分かって、読み比べてみたくて購入。そもそもこの話は、イギリス民話だということも分かった。後日、図書館で借りた本で、バイロン・バートン、中川千尋訳『ちいさなあかいめんどり』徳間書店も同じ内容の絵本であることを発見。

 3:収集中のシリーズ絵本。これで全9巻揃ったので遂に読み始められる。ということで読み進めているが、俊寛は人品のあまり良くない僧で、清盛に対し後白河法皇ら複数名と謀反を企てるが、それがバレて鬼界が島(別名、硫黄が島)へ島送りの刑にされるが、他の康頼、成経は、その後清盛のお許しが伝えられ、島抜けするも、俊寛だけは許されず、死ぬまで島に居続けることになる。ガリガリに痩せた俊寛の姿が、むしろ神々しいほどの姿で描かれる。

 4:副題のエキスパートへの道というのが魅力的。黄緑色の背も鮮やか。

 5:石井隆の漫画をブックオフで見つけたのは初めて。昭和56年のヤングコミックを読んで、少しノワールな劇画を描く石井隆の作品の雰囲気が分かってきたので、ちょうど単行本で何か読んでみたく思っていたところ。読了。名美という名前の女性が、頻繁に登場する。収録作だと、表題作を始め、「爛れ」「淋しい女たち」。けれど、名美は女優だとの本人によるあとがきを読んで、とても納得した。気に入ったのは、主人公の凄まじい諦めを感じさせる「あたしだけのあなた」。ちなみに、この短篇には金沢古書店という名の古本屋が出てきた。

 6:岩波新書の青版『私は赤ちゃん』を読んだので、次は乳幼児の世界が適当かなと思って購入。ものや人の概念や、人ともの、人と人の関係性を理解することが、段階的に考えるとかなり複雑な理解の階梯を昇らなくてはならないということがよく分かった。美しき三歳の章がクライマックスで、大人や親の都合でこの頃の幼児の主体性を意識して、枉げないようにしたいものだ。この次にこの手の本を読むなら『私は二歳』かな。

 7:人間を抉る傑作。天然痘に冒されたよそ者の置き去りにされた子をそれと知らず看病して、病を移された2児の母。天然痘は母にも2児にも移って、幼い第2子は亡くなる。母と息子とよそ者の子は外見的な後遺症は残ったが命は助かる。子捨ての親、病気の者に対する差別、表層的な物の見方しかできない宗教家。ここぞというときの人間の本当の姿が露わになる。

 8,9:行商用。9は、なぜか児童書扱い。9は、後日某所で売ったら¥200で買い取っていただけた。

 10:ぼうぼうあたまは、ほるぷ出版からもほるぷクラシック絵本として、もじゃもじゃペーターの題でも出ている。絵を描いていたのはホフマン本人らしいが現物見ていないので確実ではない。『コドモノクニ』は、このような絵本をイメージして作られたのかなと思わせる作品。ナンセンスだったり、ともすれば残酷だけれど、ストレートにそうである様子が理解できて、子どもには人気がありそう。発行は、財団法人五倫文庫となっている。現在も新品で入手できるようだ。

 11:いろんな動物の大あくびのシーンが描写される。オオアリクイが採用されているところは面白い。最後は人の子。

 12:虹色のような装幀のシリーズ本の内の一冊。しそのみの天ぷらを食べてみたい。かき揚げのような感じかな。装幀と画は、杉田豊

 13:最近気になり出したアンソニー・ブラウンの未読絵本。チンパンジーのウィリーが、ゴリラの友だちをつくる話。ウィリーをいじめるいじめっ子の顔つきがリアルで怖い。ウィットも利いていて、さすがイギリス作家。

今日買った本

■今日買った本。計1056円。

 

a)梅田蔦屋書店にて。→初入店。

1・日下部四郎太『信仰物理 異國行脚』大日本雄辯会 ¥756 古ツア

 

b)もっきりやにて。→本購入無し。

 

c)汎書店にて。→初入店。

2・東君平『にゃんこおじさんおもしろばなし タヌキのてちょう』サンリオ ¥300

 

d)永井古書店にて。→本購入無し。

 

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 諸事情により帰省することになった。大阪で乗り換えの時間があったので、まずは古書市をやっていたa)へ。ジグソーハウスの古本販売が目当てであったが、そこからは買えず。思いがけず古ツア氏の古書販売があったのと、上質の絵本の古本コーナーがあった。見たことない量の佑学社の絵本がたくさんあって、店員に尋ねると、この店舗の在庫であって、ここの古書担当がどうやらすごいらしい。c)は、b),d)に挟まれて3店舗連続する未踏の古書店。ようやく叶った初入店で、何も買えないかと諦めかけていたら、店向かいの棚の中から、いい本が1冊見つかった。この後に水の都の古本展最終日に行きたかったが時間切れ。

 1:某寺院の蔵書として閲覧する機会があり、個人所有したくて探していた本。大正13年10月20日印刷、同月30日発行の本で、実際に買ったのは大正14年5月20日の第21刷のもの。箱や本体、見返しの絵がのらくろっぽい雰囲気を感じさせるモダンな柄があしらわれていて、そこに大変惹かれる。早速読み始めたが文章も現代的で、ルビも充実していることからすらすら読み進められる。仙台人らしき大馬鹿三太郎と骨折五九郎が、横浜→南洋→米西海岸~東海岸→仏→ベルギーやら北欧・北極圏を、土地の風俗や宗教についてあれこれ科学的に(これがおそらく信仰物理學的に、ということ)批評しながら行脚する話。口達者で小心者の主人公の二人。会話体で進むので読みやすいが、ユーモアはその名前を超えないなと思う。遺稿のため、帰国まで書かれずに終わる。装画や扉絵がモダンで、絵を描いたかたの名前を知りたい。ちなみに、ここで買われたものが巡り巡って私のものになったようだ。←よく読んだら姉妹編の『二人行脚』のほうだったので取り消し線を入れておく。

 2:にゃんこおじさんおもしろばなしの未所有本。ほのぼのした話でいっぱい。

今日買った本

■今日買った本。計1300円。

 

a)まちなかライブラリーにて。→初入館。

 

b)ブックendsにて。

1・リューベン・ディロフ、スヴェトスラフ・スラフチェフ、松永緑彌訳『緑色の耳』恒文社 ¥800

 

c)デフォーにて。

2・ボフミル・ジーハ、イジー・トゥルンカ・絵、千野栄一訳『わんぱくビーテック』ほるぷ出版 ¥500

 

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 書きかけ。

 a)はHondaCars富山赤江店併設のライブラリースペース。自習もできて通学路にあったら重宝しそう。

 1:訳者の名前は、ろくや、と読む。ブルガリアSF小説。4篇のうち、ラスト1篇のみはスヴェトスラフ・スラフチェフの作品。

 2:トゥルンカが挿絵を描いている未読の絵本。ビーテックの日常を描く、超短篇集といった感じで、全体としてボリュームがあって読み応えあり。

今日買った本

■今日買った本。計1300円。

 

a)第●にて。→初会場入り。

1・しきはるみ『愛の劇場1 愛と死のわかれ道』東京トップ社 ¥800 saba

2・アンソニー・ブラウン、秋野翔一郎訳『くまくんまちへいく』童話館出版 ¥500 itopo

 

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 書きかけ。

 1:

 2:描き込みが精緻でどこかで他の作品に触れていたかなと思ったら、『森のなかへ』を書いた作家だとわかり納得。例えば肉屋に顔が肉みたいなところとか。くまくんがそれで絵を描けば本物になるという魔法のペンを持っていて、それで描く絵がまたリアル。他の作品も追ってみる価値がありそうだ。

今日買った本

■今日買った本。計12764円。

 

a)ひらすまshoboにて。

1・佐々木正人・松野孝一郎・三嶋博之『複雑系の科学と現代思想2 アフォーダンス』青土社 ¥400

2・松井直・再話、赤羽末吉・画『こぶじいさま』福音館書店 ¥350

3・藤田健次『青森県文芸協会双書3 ふじたけんじの生活マンガ』青森文芸出版 ¥100

4・こばやしまい『コーヒーのはなし vol.1』株式会社ワールドリー・デザイン ¥150

 

b)suruga屋にて。

5・カール・ジャコビ、矢野浩三郎訳『黒い黙示録』国書刊行会 ¥1000

6・クラーク・アシュトン・スミス、小倉多加志訳『呪われし地(ロキ)』国書刊行会 ¥2400

7・マンリー・ウェイド・ウェルマン、訳 『悪魔なんかこわくない』国書刊行会 ¥2700

8・デイヴィット・H・ケラー、仁賀克雄訳 『アンダーウッドの怪』国書刊行会 ¥2800

9・ルィーゼ・ファティオ、ロジャー・デュボアザン・絵、乾侑美子訳『ちゃぼのバンタム』佑学社 ¥100

 

c)ヤフオクにて。

10・『GORO 昭和51年1月22日号』小学館 ¥464 JAILHOUSE BOOK

11~14・『ヤングコミック 昭和56年2月11日号,同3月25日号,同4月22日号,同5月13号』少年画報社 15~21と合わせて¥2300 はてな

15~21・『ヤングコミック 昭和57年5月12日号,同6月9日号,同6月23日号,同7月14日号,同7月28日号,同10月13日号,同10月27日号』少年画報社 はてな

 

 

***

 

 月例の用事を済ませた後に、4のzineを入手したくて、a)へ行った。目的のもの以外にも安価で良い本が買えて、嬉しかったのだが、帰路同乗者と喧嘩して、いろいろ反省させられた。b),c)は、それぞれ注文していたものが届いたもの。

 1:聞きかじりのアフォーダンスについてもう少し知りたいと思って手を出した。読了。アフォーダンスが、どのような学問分野に触れているのかが分かる。全体に門外漢には難しい内容だったが、アフォーダンスやその近隣の思想や概念を考える例の、具体的な提示例が面白い。ファントムバタ足やジャグラーの技術の向上過程(最初は投げ上げる球の最高点に注目するが、次第に視覚が不要となり手元だけで制御できるようになる)は特に興味を引いた。内部観測とマイクロ・スリップという2つ概念が、最後までどうもよく掴めなかった。内部観測については、このシリーズの別の巻でメインテーマとして採り上げられている。

 2:鬼と踊って鬼を愉快にしたこぶじいさまが、こぶをうまいこと取り除いてもらう。一方、意地汚い別のこぶじいさまは、下手な真似をして、こぶを倍にして帰って来た、という話。

 3:青森県在住のかたの描いたマンガ。マンガエッセイのはしりといった感じで、絵の素人っぽさが、逆に親しみを感じさせる。のほほんとした雰囲気だけれども、内容は劣悪な労働環境であったり、子育ての喜びと悲しみであったりと、涙腺を刺激するような機微を含んだ作品にあふれている。

 4:コーヒー好きの著者が作ったzine。買って以来、なんと4ヶ月ほどどこに置いたか忘れていて、2017/6/11にようやく読んだ。文章と絵のバランスが良い。自分が初めてコーヒーを飲んだのは、父親に連れられて行ったカーディーラーにて出された、たぶんインスタントのコーヒーで、ミルク入りでかなり砂糖を入れたものであろう、極めて甘いものだった。極めて甘かったから、なんて美味しいんだと驚いた記憶がある。こういう読みものは、ともすれば500円くらいで売られていて、手が出にくいが、この価格はかなり良心的で、続編が出るようであれば、購入を続けたいところ。

 5:アーカム・ハウス叢書の第1巻。

 6:アーカム・ハウス叢書の第2巻。

 7:アーカム・ハウス叢書の第3巻。

 8:アーカム・ハウス叢書の第5巻。

 9:これで言わば「犬のドッグ」的な題名。童話館出版で再刊されている。チャボもにわとりと同じ鳴き声で鳴くようだ。

 10:上村一夫の漫画「学生番号4829」の後編を掲載。前編を収録した号が早く見つかると良いなあ。毎月第二第四木曜日発売だった雑誌。

 11~14:上村一夫の漫画「ひょうたん」の全14回のうち、3,6,8,9回が掲載されている。漂子という名の女性の劇画家が主人公の話。

 15~21:昭和57年5月12日号からリニューアルしたらしく、連載作品がいずれも第一話になっている。連載まんがは、長谷川法世「威風堂々」、政岡としや「歳三いま!」、北見けんいち・画/ウエイツトム・原作「Mr.29」、能條純一「エンコの円」、はやせ淳「ちょっとふたり暮らし」、東史朗・作/山本貴嗣・画「スタンバイOK!」、小池たかしどおくまんプロ)「ぜいろく学生道」。5月26日号がないので、第二話は読めないが、7月28日号までの第六話までそれぞれ読めたので、それなりに楽しめた。数ページのギャグまんがでは、いしいひさいち「スラップスキップ」、宍倉ユキオ「花の女子大生ギャル スキャンティちゃん」が面白く、他には、かまちよしろう「はみ出し社員 わはは君」、谷岡ヤスジ「ヤスジのケッケラーケラッ」、小槻さとし「そこんとこヨ・ロ・シ・ク」、いがらしみきお「リングサイドギャグ ねくらリポート」、高岡凡太郎「ああ! 花の応援団」、があった。10月13日号では、先述の連載まんがが第十話を迎えて、その間に連載終了した作品もあったみたい。ゲスト作家の読み切りを載せるようになって、10月27日号と合わせて、あかね胡笳・脚本/武本サブロー・構成・作画(さいとうプロ作品)「首御用人」、なかた亜喜「桃色湯防衛軍・接触篇」、野中福雄「しあわせ饅頭」、笠太郎「うそ」、北村宣紀「マリンブルーの夜」があった。10月13日号で、このころ何やら"侵入"という語に関連した歴史教科書問題があったようで、この号のなかで2箇所ほどそれがわかる記述があり、教科書問題は以前よりあったのだと知った。これら15~21は、後日売ってしまった。

今日買った本

■今日買った本。計3071円。

 

a)ブックオフ富山山室店にて。→¥310以下のコミック39%OFFセールをやっていた。

1,2・石ノ森章太郎『バンパイラ 1,2』双葉文庫 各¥158

3・松本零士『空間機甲団』奇想天外社 ¥324

4・松本零士『四次元世界』小学館文庫 ¥65

5,6・吉沢やすみ『ど根性ガエル 1,2』集英社文庫 各¥66

 

b)ブックendsにて。

7・テネシー・ウィリアムズ、田島博訳『やけたトタン屋根の上の猫』新潮文庫 ¥100

8・ジョージ秋山、大西祥平・監修『ジョージ秋山捨てがたき選集 第4巻 ドストエフスキーの犬』青林工藝社 ¥700

 

c)ヤフオクにて。
9・松本零士/真崎守/辰巳ヨシヒロ/上村一夫/川本コオ/いけうち誠一/石原はるひこ『妄想鬼 サキ短篇傑作集』奇想天外社 ¥590
10・あかぎかんこ『本の探偵事典 いろの手がかり編』フェリシモ出版 ¥116 宝塚ななころび書房
11・あかぎかんこ『本の探偵事典 ごちそうの手がかり編』フェリシモ出版 ¥116 宝塚ななころび書房
12・あかぎかんこ『本の探偵事典 どうぐの手がかり編』フェリシモ出版 ¥116 宝塚ななころび書房
13・あかぎかんこ『本の探偵事典 どうぶつの手がかり編』フェリシモ出版 ¥116 宝塚ななころび書房
14・『文庫 昭和十八年六月号』三笠書房 ¥380 古書肆楡書房

 

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 いろいろお祝い品をいただいた分に対して、お礼の品を見つくろいに街へ出た。そのついでにa)とb)へ寄った。a)は、今月末まで使える10%OFFクーポンを使い切りたい考えもあったのだったが、別途セールをしていたので、そちらのほうがありがたく、ただし3の1冊のみ、そのクーポンが使えて良かった。b)は、今年初の店番に入ったという某氏がお店番。久々だったので、棚をじっくりみて店内からは1冊を購入。c)は、先日届いたものをまとめて記したもの。

 1,2:プレイコミック連載作品ということもあってか、エロスなユーモア作品だった。ところどころ言葉遊びで面白いところがある。1巻には「奇人クラブ」、2巻には「怪談雪女郎」「海の部屋」という短篇作品も収録されている。

 3:B6サイズのコミックス。SF短篇集という副題がついているだけあって、ちゃんとSFの作品(次の4はそうでない作品もあるので)。全体に悲劇的。最後に、小松左京原作の「模型の時代」が載っている。この作品は、主に大阪弁による会話が小気味好く、ぽんぽん読み進められて面白かった。

 4:宇宙の話が多いのかなと思ったら、虫の話がものすごく多く、しかもパターン化している。絵描きの雄のミツバチなりクモなりコオロギなりの、見た目の美しさに劣るとされる虫が主人公で、たいていは絵描きなどの芸術家。それが、雌の蝶なりカゲロウなりの美人薄命的な虫に憧れるけれど裏切られる、といった話。

 5,6:著者名を見て、あれっ女性だったかなと思ったけれど、確認してみたら男性作家だった。2巻完結のようなので、セールにかこつけて試し買い。どれか1話だけ読むのにちょうど良いトントン拍子を感じるギャグと人情があいまった漫画。一気読みは、ちょっとしんどい。この集英社文庫版は、傑作選的な感じらしく、実際はもっと多くの話があるようだ。

 7:同著者の『呪い』を差し上げたことがあるかたが、テネシー・ウィリアムズの素晴らしさを感激的に語られたことがあって、まだ何の作品も読んだことがないはずだけれど気になっている作家。店頭の100円均一の棚から購入。

 8:この選集は全8巻まであるらしい。表題作、ドストエフスキーを私も学生の頃に読めば、今と違った人生を送れていたかもなんて。

 9:サキの短篇の翻案だったり部分抜粋だったりするような漫画化作品。上村一夫の漫画化した作品が読みたくて購入。結末まではっきりと描き上げてしまわないところが他の作品と異なる仕上げ方。原作の短篇「狼少年」を読んで、どういう風に料理されていたのか、確認したいところ。

 10~13:タバコ臭がするのが残念。とにかく読んで、38冊の気になる本を抽出した。

 14:伊藤人譽の単行本未収録短篇「郷愁」が掲載されている。旅から旅の猿回しの独身男が、異郷の地、諏訪にて知り合いの女にたまたま再会、彼女の家へ行って彼女とその母と歓待されて、里心が芽生える。妙な疲れも出て病になり、意図せず長逗留してしまうなどしている間に、彼女と家庭を持てたらなという希望が、二人の間に暗黙的に了解されてくるけれども、出立を決めた日になっても、二人はお互いに向かってその一言が言い出せず、男はまた旅空へと去っていく。その他の、収録作は、さすが終戦の2年前ということで、掲載されている詩歌は勇ましいものが多い。

今日買った本

■今日買った本。計4860円。

 

a)ブックオフ魚津店にて。→本購入無し。

 

b)幻戯書房より直販。→初利用。

1・椿實『メーゾン・ベルビウの猫』幻戯書房 ¥4860

 

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 a)では自分には必要ないが、安い文庫本があったので、買おうかどうか迷ったが見送った。帰宅すると、b)より1が届いていたので、急いで代金振り込みを済ませた。ナンバリングの51~100番は直販ということで、私の手元に届いたものは60番台のものだった。全体で1000部限定出版とのこと。

今日買った本

■今日買った本。計500円。

 

a)ブックオフ野々市若松店にて。

1・渡辺茂男、赤羽末吉・絵『へそもち』福音館書店 ¥500

 

b)ブックオフ高岡西町店にて。→本購入無し。

 

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 数年ぶりにa)へ行った。雑誌の棚の充実を強く感じるが、絵本の品揃えは弱いようだ。夕食に最近開店して行ってみたかったPAKというカレー屋に寄って、その側のb)にも寄ってみたのだが、全く欲しい本が見当たらず。

 1:縦開きというのが珍しい。縦長の紙面をどう生かした作品か、読むのが楽しみ。裏表紙に「3才〜小学校初級むき」と書いてあるところで、3才〜のそばに「読んであげるなら」、小学校初級むきのそばに「自分で読むなら」とあるので、対象年齢の幅はそういうことだったのかと納得。赤羽末吉さんの和風の色遣いはさすが。雷や五重の塔の縦開きは迫力満点。へそを取られて力が出なくなった人たちの出す声には笑ってしまった。傑作。

今日行った店

■今日行った店。

 

a)汽水空港にて。→店舗改装中のためか営業しておらず。

 

b)森の生活者にて。→定休日のため入店できず。

 

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 なかなか行けそうにないa),b)の店に寄ることができる機会を得たのだが、不運にもいずれにも入店できずじまい。b)の店の近くには、らっぱやという名の天然たい焼き屋があって、そこのたい焼きは美味しかった。味はあんこのみで1匹100円。

今日行った店

■今日行った店。

 

a)本町堂にて。→店舗特定できず。

 

b)文會堂SONOYAMAにて。→営業時間外なのか入店できず。

 

c)ダルマ堂書店にて。→営業時間外なのか入店できず。

 

d)冬營舎にて。→初入店、本購入無し。

 

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 本日は松江に泊まった。チェックイン後、歩いて行ける範囲にあったa),c),d)の3店舗の初入店を狙うも、結局1店舗のみの達成。a)はもしかしたら閉店したのではないか。b)は、a)のそばでたまたま通りかかって、気づいたお店。後で調べてみると元々新刊書店をされていたお店だそうで、岩波書店の新書などが定価の半額で売られているのが、閉まっているドアガラス越しに覗けた。c)は、看板にインターネット販売中心と書いてあるとはいえ、土日は店舗営業日のはず。そう遅い時間でも無かったが、入店できなかったのは残念だ。d)は、何とか1冊でも買いたかったのだけれど、私には買える本がなくて無念。古本は空振りの日だったが、夕飯に行った、「おいでやすおおきに屋」という居酒屋が最高に良くて、一気に松江が好きになった。スタッフのサービスがとにかく素晴らしく、臨機応変で生き生きとした雰囲気。料理も手間を惜しんでおらず、メニュー上ではよくありそうな料理に見えて、実際に頼んでみて実物を目の前にすると、ほとんど必ず声が漏れるような美しさだったり香りだったり、盛り付けの妙であったり、驚きの連続で大満足だった。

今日買った本

■今日買った本。計779円。

 

a)ブックオフ福岡パピヨンプラザ店にて。

1・熊谷元一『そば』福音館書店 ¥240

2・菊池日出夫『みんなでうどんづくり』福音館書店 ¥240

3・村山桂子、堀内誠一・絵『こぶたのまーち』福音館書店 ¥150

4・山下明生、柏村勲・絵『かずくんのきいろいながぐつ』福音館書店 ¥79

5・得田之久『かまきりのこどもがうまれた』福音館書店 ¥70

 

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 前々から一度行ってみたかった、魚市場のビルの中の食堂で昼食を採り、その帰路にa)へ寄った。セールも終わっていたので、それほど収穫はないだろうと踏んでいたが、意外と買うことができて嬉しい。

 1:著者名はこれまで意識していなかったが、くまがいひろと、と読む。にわかに覚えられそうもない。これは2を売ったかたが一緒に売った本と思う。子どもがそばの作り方に疑問を持ったので、まず母親が子どもと一緒に自宅でそばを育てて、収穫したそばの実を粉にして、そばがきを作って食べさせる。さらに、おばあさんの家に行って、自家畑で育てているそばを見せて、そば切りを作って食べさせる。そばに囲まれた羨ましいお家だ。

 2:作者は長野県南佐久郡出身だそう。そのこととうどんづくりの絵本を出すことと、何だかわけがわかるような気がする。うどんを食べるに至るまで、寄り道もたくさんありつつ、総合的に描いてある。漫画みたいで読みやすい。

 3:差し迫って本気を出せば実はすごいんだぞというのは、全面同意しかねるものがあるなあ。

 4:絵を描いたかたの名前は、かしわむらいさお、と読む。かたっぽの長靴が巡り巡って、またかずくんの元に帰る話。蛸壺を何個もつけた縄を引き上げるシーンは、上下は逆だけれど、本当に凧揚げに通じるものがある。そのシーンだけ、縦開きのページになる工夫も良い。

 5:リンク先はペラペラ版だが、実際に購入したのは2004年6月1日発行の特製版第2刷。

今日行った店

■今日行った店。

 

a)ナツメ書店にて。→初入店、本購入無し。

 

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 2階の食堂に行ってみたところ、行ってみたいと思っていたa)の店舗が同じ建物の1階にあったので、運良く初入店が叶った。靴を脱いで入るお店。古本もわずかに置いてある。本は購入は無かったが、贈答用の子ども用靴下のセットを購入。良い買い物ができた。