yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計400円。

 

a)Bのおうちにて。

1・安積遊歩/岡野真由美/白藤沙織/藤田尋美訳『「メンタルヘルス」システムの誤りとは何か 私たちにできること』再評価カウンセリングの会 ¥400

 

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 a)の場所をお借りして、カウンセリングを受けたときに、参考冊子として1冊購入、またもう1冊『男性の解放』という冊子を借りた(1年後くらいにようやく読んでお返しした。ほっ。)。

 1:

今日買った本

■今日買った本。計0円。

 

a)阿南ファミリー・サポート・センターにて。→初入店(?)。

1・赤座憲久・作、鈴木義治・絵『砂の音はとうさんの声』小峰書店 ¥0

 

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 ある書類を受け取りに、a)へお遣いに行ったところ、無料でいただける児童書や絵本や育児本が並んでいる棚があったので、その中から1冊いただいてきた(ので買った本というタイトルは不正確だが)。

 1:あとがきにある、"戦争の話なんか、もうたくさんだといわないでください。"が心に突き刺さる。何度でも触れて、戦争を嫌悪し、回避しなければならない。以下、登場人物メモ。サヨのかあさんで岐阜の人、サヨのとうさんは戦死した。サヨはトモコのおばあちゃんで、おもちゃ問屋で住み込みで働いていた、サヨの夫の達夫は、南に行って砂になって帰ってきた。サヨの娘でトモコの母のミヨコは、保育園の保母さんとしている。トモコは8歳の女の子。という風に、登場人物メモを振り返っても、成年男性は戦死して当然の当時である。

今日買った本

■今日買った本。計220円。

 

a)ブックオフ徳島沖浜店にて。

1・早乙女勝元・作、田島征三・絵『猫は生きている』理論社 ¥220

 

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 連れを某イベントホールへ送った後、時間潰しにa)に寄ってみた。絵本棚をさっと確認し、スピッツのCDに未所有のものがないかどうかだけ確認した。1冊収穫有り。

 1:東京大空襲を描いた児童文学。

今日買った本

■今日買った本。計798円。

 

a)Dragon Magicにて。→初入店。

1・クラリッセ・リスペクトール、高橋都彦/ナヲエ・タケイ・ダ・シルバ訳『G・Hの受難 家族の絆』集英社 ¥100

2・ギリェルモ・カブレラ=インファンテ、木村榮一訳『亡き王子のためのハバーナ』集英社 ¥100

3・マリオ・バルガス=ジョサ、桑名一博/野谷文昭訳『ラ・カテドラルでの対話』集英社 ¥100

4・アルフレード・ブライス=エチェニケ、野谷文昭訳『幾たびもペドロ』集英社 ¥100

 

b)ネットoffにて。

5・森田信吾『栄光なき天才たち 12』集英社 ¥398

 

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 定期健康診断のため、某健診クリニックに行き、お土産のお弁当を食べるための適当な場所を探し求めて歩いている途中に見つけたa)のお店。狭い店だが中古品全般を取り扱っているようであり、店先から古本の塊が見えたので覗いてみたら、嬉しい掘り出し物が。値札がないので言い値での購入。映画のDVDもいくつか観たくなるようなものがあったが、そちらは売り物ではないとのことで、じゃあなんでこんなに店内のスペースを充てているのか謎に思ったが、そこは突っ込めず。b)は、この日に注文したもので、実際の受け取りは2022/3/14だった。一緒にスピッツのCDアルバム『スピッツ』『Crispy!』を買った。『スピッツ』はスピッツの1stアルバムで、1曲目の「ニノウデの世界」を初めて聴いた時は、このCDが自分には合わなそうだなと強く疑ったが、最後3曲で良い意味でいきなり化けたので驚いた。おそらく各曲の制作の時期に大きな幅があるのだろうと思う。1枚のCDの中で、成長がすごく感じられるようである。

 1:集英社ラテンアメリカの文学の第12巻。月報付。

 2:集英社ラテンアメリカの文学の第15巻。月報付。

 3:集英社ラテンアメリカの文学の第17巻。月報付。

 4:集英社ラテンアメリカの文学の第18巻にして最終巻。月報付。

 5:収集中の漫画。2巻分ある浮谷東次郎についての巻の2巻目。

今日買った本

■今日買った本。計976円。

 

a)ヤフオクにて。

1・八城正幸・作、森田信吾・画『栄光なき天才たち 13』集英社 ¥488

2・伊藤智義・作、森田信吾・画『栄光なき天才たち 14』集英社 ¥488

 

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 2/13に落札した商品が本日届いた。

 1:収集中の漫画。ハリー・フーディーニ、マンチェスター・ユナイテッドについて。フーディーニ編のみが、八城正幸氏の原作とのこと。フーディーニはショーマンで、手錠外しや拘束状態からの脱出のプロ、のちに心霊術狩り師となる。手錠や錠前外しについては、世界中のものを取り寄せて解錠の研究をしたようで、人一倍熱心な勉強家であった面などに心打たれる。マンチェスター・ユナイテッドは、自分たちのサッカー(フットボール)をより世界に通用するものにするべくイングランドを飛び出して欧州カップ優勝をめざしていた最中の1958/2/6に一軍の選手のほとんどを飛行機事故で亡くした。わずかに生き残った者のボビー・チャールトンやバスビー監督が、10年後に欧州カップ制覇を果たすまで。奇跡のような実話。

 2:収集中の漫画。ゼネラルモータースの創設者ウイリアム・C・デュラントについて。

今日買った本

■今日買った本。計1860円。

 

a)9kにて。

1・メリー・カルホーン・文、エリック・イングラハム・絵、猪熊葉子訳『とびねこヘンリー』佑学社 ¥580

2・トミー・デパオラ・再話/絵、いけださとる訳『青い花のじゅうたん』評論社 ¥400

3・フリードリヒ=フェルト・作、赤坂三好・絵、鈴木武樹訳『きかんしゃ1414』偕成社 ¥440

4・ルーマー・ゴッデン・作、ウィリアム・ペーヌ・デュボア・画、石井桃子訳『ねずみ女房』福音館書店 ¥440

 

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 この頃、職場のつまらない同僚に精神的にダメージを受けることが多く、休憩の必要性を強く感じて、ちょうど営業日だったa)へ原付で行ってきた。乳幼児を連れた家族が来店していて、あれこれ言いながら絵本を買っていくのを、良い景色だなと感じながら、自分の欲しい本をじっくり探して、充実の時間を過ごした。

 1:リブリオ出版で再販されてもいたが、より欲しかった元の佑学社版が買えて嬉しい。気球で飛ぶ練習を積んでいたお父さんがいざ飛ぼうとするときに、忘れ物のカメラを取りに気球を離れた隙をついて、猫のヘンリーが一人(一匹)で、気球に乗ってしまう話。あれこれ試しながら、何とか操縦をして、うまいこと最後は地上に降りてくる。写実的でかつ凝ったアングルからの絵が、なんとも美しい。猫の毛や、鳥の羽、気球の網かごなど、よくよく眺めて楽しまないともったいない。

 2:トミー・デ・パオラ表記ではなく、トミー・デパオラになっていることに注意。日照りの続くネイティブアメリカンの土地に、<ひとりでいる子>という通り名の女の子が、大切にしている人形を精霊たちに捧げる。すると、青い花が咲き、恵みの雨が降った、という話。青い花は、ブルー・ボンネットといってテキサス州の州花なのだそう。別名ルピナス。<ひとりでいる子>は、身寄りが無くなって部族の人たちによって育てられてきたのだが、そのような子が全体のために献身する話であり、心を打つ。最後には<みんなをたいせつにする子>と呼ばれるようになる。

 3:2022/5/27読了。年長児に寝る前に読みきかせて、4夜で読了した。61年間も新町と元町の両駅を往復するばかり、しかも途中の駅は無しという働き方をしてきた機関車。つかれた、つかれた、と言って、運転士のアルフレートに一夜の休みをもらう。その一夜に、あれこれ冒険をして、リフレッシュして、また元気に働くまで。私も疲れた疲れたと言いがちなのだが、この1414(いちよんいちよん)の機関車ほどは、単純な仕事でもなく、また働いている期間も短い。それでも、この仕事での疲れが、児童書の導入に使われるなんて、疲れにまみれた大人の世界を思い知らされるようでぞっとした。そう、リフレッシュは大事。子どもは、勢いよく走る1414が壊れた橋を一っ飛びにする場面や、リフレッシュ後に所要時間を短時間化した様子の大げさな描写が気に入った様子だった。

 4:

今日買った本

■今日買った本。計470円。

 

a)ブックオフ徳島阿南店にて。

1・ロイス・レンスキー・文/絵、渡辺茂男訳『ちいさいしょうぼうじどうしゃ』福音館書店 ¥470

 

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 最近子どもがスピッツにはまりだしたので、持っていないCDでも拾えないかとa)へ行ってみたところ、3rdアルバム『惑星(ほし)のかけら』が買えた。その他にも、DVDでアカデミー監督賞受賞作の『オペラハット』、ペドロ・アルモドバル監督の『ボルベール<帰郷>』の2枚を購入。絵本は、戦隊モノやウルトラマンモノの私としてはつまらないテレビものの絵本を買わされそうになったので、何とかその代わりになりそうな絵本を1冊購入。

 1:少なくとも以前購入したことがあったような気がしていたのだが、このblogで検索しても出てこなかったので、初めて買う有名絵本。p.26の家事の家に消防士たちが斧と鳶口(とびぐち)を持って入っていくのは、出火した周りの建物や柱などを破壊して火事の延焼を防ぐためらしい。鳶口という道具を知らなかったので調べたことで、このことを知ることができた。長柄の鎌のような形状をしている。鎌のような部分は鳶の嘴状の形で、内側にだけ刃がある。スモールさんが部下に命令する口調は、リアリティを優先した結果だろうが、絵本にするとなんだが偉そうで鋭い口調に感じる。

今日買った本

■今日買った本。計360円。

 

a)ヤフオクにて。

1・アンドリュー&ジャネット・マクリーン作・絵『それいけ!あかいきかんしゃ』徳間書店 ¥360

 

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 1/23に落札した商品が本日届いた。

 1:オリジナルは1978年の作品で『THE STEAM TRAIN CREW』の題。クルー、すなわち、機関士と機関助士と車掌の3人が主な登場人物。機関士と機関助士が、運行中に線路脇に見えたブラックベリー摘みに車両を降りてしまい、追いつけるくらいで車両に戻ろうと思っていたのだが、それに失敗し、トロッコで機関車を追いかけることになる。そんな時のために車掌はブレーキをかけると良いのだが、実は彼も同様にブラックベリー摘みに抜け出しているというのが笑いどころ。最後は無事に追いつくが、現実に起きた暴走した電車の事故の悲惨さ等を知ってしまった大人としては、心穏やかでいられないお話。絵は色鉛筆で描かれているようだ。

今日買った本

■今日買った本。計5049円。

 

a)suruga屋にて。

1・島田荘司『吉敷竹史シリーズ11 奇想、天を動かす』光文社文庫 ¥147

2・藤子不二雄A『まんが道 5』中公文庫 ¥184

3・辰巳ヨシヒロ『てっぺん〇次 1』秋田漫画文庫 ¥506

4・田岡りき『吾輩の部屋である 6』小学館 ¥184

5・手塚治虫『空気の底』大都社 ¥230

6・山本おさむ『どんぐりの家 5』小学館文庫 ¥368

7~12・山本おさむ、藤村和夫・監修『そばもん ニッポン蕎麦行脚 4~9』小学館 各¥147

13・山本おさむ、藤村和夫・監修『そばもん ニッポン蕎麦行脚 10』小学館 ¥276

14・山本おさむ、藤村和夫・監修『そばもん ニッポン蕎麦行脚 15』小学館 ¥230

15・山本おさむ、藤村和夫・監修『そばもん ニッポン蕎麦行脚 17』小学館 ¥368

16・山本おさむ、藤村和夫・監修『そばもん ニッポン蕎麦行脚 18』小学館 ¥313

17・井上ひさし『井上ひさし笑劇全集 下』講談社文庫 ¥276

18・石森章太郎『赤いトナカイ 石森章太郎選集』虫プロ商事 ¥506

19・児島なおみ『聖マグダレナ・ソフィア・バラ』偕成社 ¥193

20・佐伯俊男・作『てじなでだましっこ』福音館書店 ¥193

21・村上義人・作、古川日出夫・絵『0011(ゼロゼロワンワン)ほらふき探偵団 2 合ことばはパピプ、ペポ』太平出版社 ¥193

 

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 1/16に注文した本が本日届いた。

 1:

 2:

 3:収集中の漫画。これで全2巻が揃った。2022/5月頭に全2巻読了。日本一の金持ちの御曹司の天辺○次(てっぺん・まるじ、が姓名)が主人公。妾が3人いて、性的な描写を多く取り入れてあり、見た目の冴えない主人公といい、『おぼっちゃまくん』はこの作品の血筋だったのだなと思わせる。連載していたという漫画雑誌『トップコミック』は、青年漫画誌かな。同時期に連載していた漫画作品を知りたいが、分からない。ヤフオクで漫画雑誌『漫画ホット』にも「てっぺん○次」が掲載されていたのが確認できたが、途中で発表媒体が変わったということかな。『漫画ホット』はエロ要素多そうで、青年漫画誌と言えそう。

 4:収集中の漫画。これで全6巻が揃った。全巻読了。結局元の部屋に引っ越し直して来たり、就活でホテルの部屋の回があったり。部屋の変化はあれど、閉空間舞台という点では変わらず、好みのままに物語は完結。計画性がない主人公は、結婚相手としては、あまりおすすめできないなと思う。

 5:「ながい窖」読みたくて買ったつもりが、なんとこの大都社版『空気の底』には収録されておらず。初版でない朝日ソノラマ版『空気の底(下)』を以前同目的で買って目的を果たせなかったのに続いて、2度目の失敗であった。ただし、今回は全1巻の『空気の底』なので、朝日ソノラマ版の上巻に収録されているのだろう未読作品が幾つか読めたのは不幸中の幸いか。「ジョーを訪ねた男」の黒人差別であったり、「うろこが崎」の公害病だったり、「ふたりは空気の底に」の放射能汚染だったり、社会問題を果敢に取り込んだ作品に特に読み応えを感じる。昨今、こういったテーマについて公に語ることすらタブーのような雰囲気が蔓延しているように感じられ、今ももっと手塚治虫作品が読まれなければならないように思う。

 6:収集中の漫画。カバーが本体にセロハンテープ留めされていたのでがっかり。

 7~17:収集中の漫画。6巻,10巻,17巻の背が焼けてる。4巻、p.160、「通」には三種類ある。すなわち、「通」る人、「通」う人、「通」じてる人、ということだ。おかめそば、聞いたことも食べたこともなかったが、かけそばの上に具材でおかめの顔を作るというおかしみのあるそばで、機会があったらどこかで注文してみたい。5巻、p.14、"昔は出前職人てのはそれ専門の独立した職人だったんだ"、そば打ちが「板前」、茹でが「釜前」、調理は「中台」、出前持ちは「外番」。外番は嫌な客も捌けてこそ一人前、という言葉、一人前になるには争いを避けて通れないということを最近じわじわとそう感じているので、重く受け止めた。6巻、p.170、"糊化の条件はそば粉ひと粒ひと粒が水と結びついてなければならない"。かたい蕎麦は、茹でても糊化できなかった生粉のままのそばである(木鉢での水回しの技術が甘い)ということがあるとは。これを踏まえてラーメンのばりかたや粉落としについて考えてみると、それらは糊化できていないだけのかた麺だと捉えれば良さそうだ(私はかた麺派だが、ばりかたや粉落としは頼んだことがない。単に「かた」と頼むだけにしてきた)。7巻、p.208、海苔の養殖法は2つあり、支柱式と浮き流し式がある。支柱式は干潮時に海苔が海上に出るが、浮き流し式は海苔は常に海中にある。そのため、浮き流し式のほうが水にほどけにくい海苔になる。現在海苔養殖で主流なのは、浮き流し式。8巻、p.77、魚の鮮度とうま味はイコールではなく、魚の死後2時間後くらいが自己消化が進み、うま味成分であるイノシン酸が最大となる頃合いとなるが、さらに放っておくとただのイノシンになってしまう。イノシン酸最大の状態で固定化する方法に、そのタイミングでの煮熟(煮詰め)するというものがある。p.139、イノシン酸を含むかつお出汁がよく引けているかを確認するには、グルタミン酸を豊富に含む醤油を垂らして、味をみると良い。p.142、関西は北前船の影響で、グルタミン酸の昆布出汁が主流で、これにかつお節のイノシン酸を加えて、塩で味を整える。醤油を使う場合も、塩分の多い薄口醤油となる。関東は、カビ付けしたかつお節が多く流通したので、これが出汁の主流となり、地元の濃口醤油を合わせるので、昆布出汁はあまり使われない。9巻、p.155、真鴨はフランス語でカナール・ソバージュ、アヒルと真鴨の掛け合わせである合鴨は、カナール・ドメスティック。ソバージュは、野生の、という意味で、髪型のソバージュもその意味からつけられているということを調べて知った。10巻、p.107~108、戦後、アメリカからの食料援助された小麦粉を国が委託加工ということで飲食店にうどんなどへの加工を委託させたが、小麦粉一袋で何食作るかが決められており報告義務もあった。また際に手捏ねが不衛生だということで混合機の導入しないと営業許可が下りにくかったそうだ。p.131、小麦粉は吸収した水分を他に分け与える性質を持っているので、その状態でねかせておけば、自然に全体が同じ湿り気になるが、そば粉は吸収した水を抱え込み、回りに分け与えてくれない。

 18:函入。「赤いトナカイ」と「タカの羽根」の2篇を収録。表題作について、竹本健治氏が幼少時に読んだ(影響を受けた?)作品という情報を得て、購入したもの。「赤いトナカイ」は、世界の終末を描く。怪しい予言者、浮かれたり惑わされたりする市井の人々、第三次世界大戦と天変地異、エイリアン、暴徒の台頭……。『闇に用いる力学』との類似点が多くあり、これが確かにプロトタイプの一つなのだろうなと思わせた。「タカの羽根」は、第二次世界大戦下の青年たちを描いたもの。本当の勇気、本当の友情の一つの形を、主人公の一の瀬は示した。五十嵐幸吉というキャラクター名だが、石ノ森氏とそう年の違わない同名の漫画家がいて、彼をゲスト出演させたものなのかな。

 19:200年程前に実在した修道女、聖マグダレナ・ソフィア・バラについてのお話。

 20:折り紙や紐、輪ゴムやトランプなどで手品のようなだましっこ遊びを紹介する絵本。以前読んだ『だましっこ』という絵本に比べると、騙し合う2人の表情やら態度やらにムカムカする感じが和らいでいるような。マーブルチョコレートの筒型のケースを2つ使ってやるだましっこ、今度お菓子を入手して子どもに試してみようかな。

 21:小口の具合からすると、どうやら図書館除籍本のようだ。

今日買った本

■今日買った本。計825円。

 

a)ushiwaka書店にて。

1・藤井太洋『ハロー・ワールド』講談社文庫 ¥825

 

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 a)で取り寄せていた新刊の文庫が届いたとの連絡があり、仕事帰りに立寄って購入。

 1:第40回吉川英治文学新人賞受賞作。買った翌日の2022/1/22読了。Mastodon小説が載っているというので、まず図書館でハードカバーを借りてきて、件の一篇「巨象の方に乗って」を読んだのだけど、スピード感が凄まじかった。かつての同僚の、ものすごい速度でコマンドを連打しているターミナル画面に目を奪われていたあの時の感覚、それだった。さらに読み進むにつれて、PC作業に言わば全集中して、今私がどこにいるのか分からなくなるというか、PCと私が一体化している感覚、そういうやはりかつて味わったことのある境地に陥った。小説と私が一体になって、その他の一切の世界が意識されなくなる……。久しく味わっていなかった忘我。……というような最高の読み心地だったので、文庫版を取り寄せて今回一気に全篇読了。インターネットが常に自由と監視や統制との戦いの最前線にあること。これに関わるエンジニアは、まぎれもなく自由の兵士なのだ。個人的にも技術職だったこともあって、かつてなくかっこいいヒーロー像として写った。官憲との分人、同僚との分人、そのような文椎の書き分けもリアリティがあって、この人格に憧れてしまう。

今日買った本

■今日買った本。計4700円。

 

a)TOUTEN BOOKSTORE通販にて。→初利用。

1・清田隆之(桃山商事)『よかれと思ってやったのに 男たちの「失敗学」入門』晶文社 ¥1745

2・伊藤敦志『大人になれば』 ¥2955

3・TOUTEN BOOKSTORE・編集『読点MAGAZINE、 Vol.2 特別号 本屋ができるまで』 ¥0

 

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 新刊書店であるa)に、1/14に注文した本が本日届いた。全て新刊。

 1:2022/2/24読了。

 2:ひうち棚氏がTwitterでこの本を紹介していたのを見て、即購入することを決めたのだけど、それで取り扱い店舗を探しているところで、a)の本屋さんに辿り着いたのだった。他にもこの本の取り扱い店舗はあったのだが、別の方面で知って読んでみたく思っていた1の本の取り扱いもあったので、これがa)の店で買う決め手となった。自費出版本ながら、第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞作品。500冊ずつ刷っているのか、購入したのは第4刷で、シリアルNo.001998だった。表紙のシールは、"ゆっくり剥がして見てみて"と書いてあるので、その通りに見てみたら、より未来の主人公の姿が重ねて描いてあった。内容は、時間SFもので、ごく限られたセリフと、シンプルでわかりやすい素晴らしい線画で、物語が紡がれている。画面の中のポスターや商店やイベントのロゴのデザインの一々がしっかりしていて、細部の完成度も見逃せないのだが、各コマの見通しの良さが抜群なので、見逃しようもないとも言える。マスクをしている人物がぽつぽついて、現在の新型コロナウイルス流行下の世界も物語に取り入れてあることが分かる。

 3:"本屋に行きたくなるフリーマガジン"。今回届いたレターパックの中に、おまけで入れて下さっていたもの。a)の店ができるまでを、図面や費用などを含めて詳細にレポートしてある。

今日買った本

■今日買った本。計2910円。

 

a)ブックスロード羽ノ浦店にて。

1・山田太一・作、わたべ淳・画『ふぞろいの林檎たち』集英社 ¥300

2・あだち充『ハートのA(エース)』こだま出版 ¥10

3・ちばひさと『林檎料理 アール・ヌーヴォー狂詩曲短篇傑作集』東京三世社 ¥300

4・鈴木雅子『スパイラル模型』集英社 ¥100

5・浦川佳弥『ぼくらは地球探険部』集英社 ¥100

 

b)ヤフオクにて。

6・高羽賢一・作/絵『トランプのおしろ』金の星社 ¥1050 亀堂

7・アンリ・ボスコ・文、ジョルジュ・ルモワーヌ・絵、天沢退二郎訳『ガリマール・コレクション1 少年と川』日本ブリタニカ ¥210 亀堂

8・マルセル・エーメ・文、エレオノール・シュミッド・絵、飯島耕一訳『ガリマール・コレクション2 コント・ルージュ』日本ブリタニカ ¥210 亀堂

9・マルセル・エーメ・文、エレオノール・シュミッド・絵、飯島耕一訳『ガリマール・コレクション3  コント・ブルー』日本ブリタニカ ¥210 亀堂

10・ルイ・ペルゴー・文、クロード・ラポワント・絵、なだいなだ訳『ガリマール・コレクション4 ボタン戦争』日本ブリタニカ ¥210 亀堂

11・ジョゼフ・ケッセル・文、ケレック・絵、多田智満子訳『ガリマール・コレクション5 ライオン』日本ブリタニカ ¥210 亀堂

 

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 約ひと月に一回のカウンセリング的会合に参加した帰りに、最近新たに気になる漫画家やk漫画作品が増えてきたので、何か収穫でもあるかなとa)へ行ったら、思った通りのわたべ淳作品の収穫があり、また他にも、タイトルに引かれた漫画などの意外な収穫もあって、良い日になった。あとは、b)で先日落札したものが、本日届いた。ガリマール・コレクションの全巻セットは嬉しい。作品自体は他の出版社でも読めるけれど、このコレクションならではの贅沢な挿絵が嬉しい。それにしても、40年前の本だけに重たい造本になっている。

 1:表紙にTVドラマ漫画家シリーズ1と書いてある。カバー袖にて、レオタード姿の秋山絵美(誰?という感じだけど、'86 YJ GALコン 準グランプリとのこと)が、TVドラマ漫画化シリーズを歓迎するコメントを寄せている。タイトルロゴの"ふぞろい"の各字の書体がふぞろいになっている。二流?三流?大学の4年生の男子3人が主人公で、サークル募集でやってきた女性3人や、主人公たちの兄弟や家族など、登場人物が多いのだが、それぞれ見事に"できた"人物というのがいなくて、まさに不揃い。そういうところにハラハラされられながらも、各人次第にぶれない生き方をしていけるようになるのではないかと希望を感じさせて終わる。最終話の一つ前の9話の最後のシーン、仲間ってそうでなくちゃという感じで、ちょっと泣きそうになった。

 2:1983年6月23日第16刷の単行本。1975年とか1978年に雑誌掲載初出(別ソースで調べた)の3篇を収録しているということで、『タッチ』以前の作品であることが確認できたが、それにしてもものすごい読みやすさ。さすが作品の質の安定感は既に確立されているなあと思った。その後に発表された作品で出てくる人物と同じ音や近い音の姓名の人物が出てくるので、分かっていて好きな名前を何度も繰り返し使っているのかな。ハートのAは、女の子のエースピッチャーのこと。

 3:1984年9月10日初版発行。幻想短篇漫画といった感じ。漫画本ではやや珍しいハードカバーであったことと、集書のキーワードの1つである"林檎"がタイトルにあったので、購入。表題作「林檎料理」は、大手拓次の同題の詩をモチーフにして創作されたようで、作品の最後にその詩が全文掲載されている。巻末に著者へのQ&A集があって、少しだけ人物が分かるようになっていた。

 4:3篇を収録。表題作の感じが森博嗣っぽくて、買ってしまった。内容も中学卒業間際の少年たちが主人公で、何となく『トーマの心臓』のような雰囲気。親の癖や仕草、生き方が、その子に伝わっていき、またその子の子が……。遡っていっても同様。そのことを表題の言葉は指している。2話目の「デリケートな5月」は、中学の恋愛の失敗を、大学生で偶然また同じ人同士で出会ったためにやり直し始めるまでの話。相手と付き合うことを自己満足のためでなく、相手をもっと理解してみたい、理解してみようという態度に変えての再出発。良い話。

 5:探険部の名前があったので(本当は"探検"であって欲しかったのだが)つい買ってしまったマーガレットコミックス。3篇を収録。表題作はケニアを舞台にしたドタバタ冒険もの。女子高校生がTV番組の視聴者プレゼントに当選して、ケニアに一人旅に行くのだが、それを知った同校の地球探険部の男子メンバー3人がこっそり便乗してくる。彼らの交通費の資金源はどこからきてるのかねと思いながら、次第にツッコミを忘れて一気読み。

 6:カラフルでコミカルな絵にまずグッとくる。一人でトランプ遊び中に、トランプの国に行って、そこでババ(ジョーカー)に捕らえられた王さま、王女さま、ジャックを助け出すお話。登場人物みんなまんまるおめめで感情が読み取りにくいが、そのおかげでババの怖さも和らいでいて、幼児への読み聞かせには良い配慮と捉えられるかも。ラストページを見ると、消去法で「ぼく」は「ダイヤ」役だと判る。

 7:このガリマール・コレクション版の5年後に、福音館書店土曜日文庫にも収録された作品。この1冊に3種の「ガリマール・レポート」という水色の付録の2つ折りの紙切れが挟まれれていた。便宜的にA,B,Cの3種とすると、内容は、表紙に清岡卓行「反芻・増幅される幼少年期」という文章があるのは、共通。Aはガリマール・コレクション製作雑記として「昨日のスケッチ1 天沢退二郎先生のこと」という文章と、『少年と川』に出てくる植物のサソリグサとハンニチバナの紹介(天沢衆子・資料提供、林マリ・絵)がある。Bはガリマール・コレクション全5巻の広告と、ガリマール・コレクション製作雑記として「昨日のスケッチ2 飯島耕一先生とウツ病のこと」という文章が載っている。Cは児童文学者の山口智子による「巴里雑感 エーメのいる風景」という文章が載っている。このA,B,Cの他にも、言わばD,Eなどがあったのか気になるところ。

 8:実は既所有の巻。それぞれの状態を確認して、1冊は売却する予定。

 9:実は既所有の巻。それぞれの状態を確認して、1冊は売却する予定。

 10:文庫版を所有しているが、そちらに挿絵があるのかどうか、確認したいところ。

 11:1959年に新庄嘉章訳が新潮社から出ているようだ。また、ガリマール・コレクション版の6年後に白水社から同じ多田智満子訳で単行本が出たようだ。

今日買った本

■今日買った本。計500円。

 

a)ネットoffにて。
1・山本おさむ、藤村和夫・監修『そばもん ニッポン蕎麦行脚 11』小学館 ¥180
2,3・山本おさむ、藤村和夫・監修『そばもん ニッポン蕎麦行脚 12,13』小学館 各¥160

 

***

 

 1/6にa)で注文していた本が、本日届いた。

 1:1~3とも収集中の漫画。砂場という蕎麦屋の発祥の地だとかいう碑が、大阪城の西南西2.5kmくらいのところの新町南公園にあるのだそう。

 2:

 3:小田原の鈴廣という蒲鉾屋さんの蒲鉾が美味しいらしい。かまぼこ博物館があるというのは、同様に工場見学できるようにしていた富山の某蒲鉾店を思い出させた。

今日買った本

■今日買った本。計1900円。

 

a)ブックオフonlineにて。

1・ドローレス・マヨルガ、辻昶/竹田篤訳『ダビドくんのなつやすみ』DEMPA/ペンタン ¥500

2・ドローレス・マヨルガ、辻昶/竹田篤訳『ダビドくんたびにでる』DEMPA/ペンタン ¥500

3・伊藤智義・作、森田信吾・画『栄光なき天才たち 1』集英社 ¥300

4・阿部笙子『星になった月見草』 ほるぷ出版 ¥600

 

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 元旦にa)で注文していた商品が本日届いた。

 1:どこにいるのダビドくんシリーズの第3巻。

 2:どこにいるのダビドくんシリーズの第4巻。

 3:収集中の漫画。5刷のものを入手したのだが、「重版出来!!」と書かれた帯付だった。黒人の大リーガー、サチェル・ペイジ(Satchel Paige)の愛称がサッチモだった。ほぼ同年代のルイ・アームストロングの愛称もサッチモであることを知る。鈴木梅太郎は、別の巻の理化学研究所の章でも合成酒のことなどで登場していた記憶がある。

 4:作者には、上越新幹線新潟駅に大壁画の作品があるそうだ。

今日行った店

■今日行った店。

 

a)ことでん電車図書室にて。→初確認、古本購入無し。

 

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 行った「店」ではないけれど、仏生山駅の1番線ホームにあるのがa)。新書と文庫本の古本が置いてあり、1冊200円で購入できる。今回は目ぼしい本がなかったので、購入は無し。近くの駐車場代で¥100を支払った。