yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計16718円。

 

a)本は人生のおやつです!!にて。→移転後、初入店。

1・久生十蘭『十蘭レトリカ』河出文庫 ¥400

2・久生十蘭『十蘭錬金術』河出文庫 ¥400

3・久生十蘭『十蘭ラスト傑作選』河出文庫 ¥400

4・山田正紀『神狩り』角川文庫 ¥200

5・峠三吉『原爆詩集』青木文庫 ¥400

6・子母澤寛『愛猿記』中公文庫 ¥968

7・ジャコモ・レオパルディ、國司航佑訳『断想集』幻戯書房 ¥3190

8・中井英夫『夜翔ぶ女』講談社 ¥500

9・ジェームズ・マーシャル、小沢正訳『フクロウ探偵30番めの事件』あかね書房 ¥400

10・ミラ=ローべ・作、塩谷太郎訳、菊池貞雄・画『ぐうたら王とちょこまか王女』学習研究社 ¥400

11・宮沢賢治、たなかよしかず・版画『気のいい火山弾』未知谷 ¥600

12・宮沢賢治、たなかよしかず・版画『祭の晩』未知谷 ¥600

13・宮沢賢治、たなかよしかず・版画『四又の百合』未知谷 ¥600

14・宮沢賢治、たなかよしかず・版画『紫紺染について』未知谷 ¥600

 

b)さつき書房にて。→初入店。

15・田中圭一『Gのサムライ』リイド社 ¥250

16・ピエロ・ヴェントゥーラ・作/絵、櫻井しづか訳『スパルタコさんのまいごのこづつみ』フレーベル館 ¥400

17・手島圭三郎・絵と文『きたきつねのゆめ』福武書店 ¥400

18・王敏・文、李暁軍・絵『ながいかみのむすめ』小峰書店 ¥400

19・リンド・ワード『白銀の馬』冨山房 ¥1500

20・ドボーズ・ヘイワード・原作、加藤久子・文、富永秀夫・絵『かあさんうさぎと金のくつ』女子パウロ会 ¥250

21・ジム・ヤング・文、ダン・バーンスタイン・写真、熊谷伊久江訳『ぼくの町にくじらがきた』偕成社 ¥100

22・寺村輝夫・文、岡野和・絵『こどもの民話 てんぐのうちわ』盛光社 ¥100鶴書房

23・浮谷東次郎『がむしゃら1500キロ』新潮文庫 ¥500

 

c)おひさまゆうびん舎にて。

24・川崎大治、遠藤てるよ・画『かっこからんこからりんこん』童心社 ¥200

25・横田稔・えとぶん『こびとのおくりもの』福武書店 ¥300

26・黒川みつひろ・作/絵『ミニ版たたかう恐竜たち 恐竜トリケラトプスの大めいろ ジュラ紀クレーターへの道 』小峰書店 ¥300

27・儀間比呂志・作/絵『かえるのつなひき』福音館書店 ¥300

28・小山清『風の便り』夏葉社 ¥1780

 

d)岩崎書店にて。

29・瀬戸内晴美『風のたより』新潮文庫 ¥100

 

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 久しぶりに完全に自由な休日を過ごせるので、かねてよりいきたく思っていたa)へ日帰り単独ツアー。a)開店前に寄った喫茶店で、モーニング。a)では、店主さんが私の顔を覚えていてくれて、嬉しかった。滞在時間2時間半くらい。2時間は棚を見て、半時間は店主さんとお話したかな。元気をもらった。朝来という街の名前は、太陽を思わせるけれど、店主さんは本当に太陽にようだ。退店してから、その後のルートを検討した結果、南下してb),c)へ行くことにする。b)では、久しぶりに、ザ・古本屋という感じの匂いがする店。ほこりをかぶっていた児童書は、私にとっては掘り出し物ざくざくで、嬉しい収穫。c)では、先日1003さんからの通販に同封されていた『かげ日なた vol.8 2022年7月号』を読んで、c)の店主さんの書かれた「ハンチングさん」という文章に感動して、そのことを伝えたいがために行った。行ってみて、小山清の新刊があり、そうか、「ハンチングさん」と店主さんがこよなく愛する小山清か、読んでみよう、と思って購入した。購入の最後の決め手は、その本の帯の”好きな人のことを褒めることで生涯を送りたい。”という一文。「ハンチングさん」の文章は、この一文に類する文章であり、c)の店主さんの小山清的な実践であるということと理解された。夕食どころを探していてd)を見つけたので、入ってみると、なんとその小山清本と同じ題名(一部ひらがなだけど)の文庫を見つけたので購入。こういう偶然が嬉しい。

 1~3:収集中だった文庫。同文庫から全8冊出ていて、これで全部揃った。

 4:表紙&裏表紙に広がるカバー絵は、福田隆義

 5:原爆が投下された日に買う原爆詩集。

 6:店主おすすめの文庫。新刊で購入。この店を出た後に、近所の道の駅に立ち寄ると、なんとそこで猿回しをやっていた(実際には公演が終わったタイミングでたどり着いたので、その芸を見ることは叶わなかったが)。先日、DVDで『猿の惑星 創世記』という映画を観たばかりだったこともあり、猿づいている。2022/8/19読了。猿を飼う話が半分、その他の動物を飼う話が半分。氏の心の広さに感服する。どんなに、怪我をさせられたり、家や物を壊されたり、汚物で汚されたりしても、忍耐強く飼う動物に付き合っているし、よく観察しているから動物の個性に合わせて、付き合いの距離も自在である。家族や女中さん(みんながみんなではないが)の大らかさと、情の深さも見逃せないところ。1892年生まれの氏だが、自身の子育てについても、何か放任主義ではない積極性があったのではないかと想像する。猿を飼い始めてから、看取るまで、注がれた愛の深さが、そのまま哀しみの深さになって、何度も涙を飲んだ。猿回しからのアドバイスであったり、氏の経験知からの、猿の生態的な情報も多くて、興味尽きず、面白く読んだ。後半に収録されている「犬と人の物語」など、愛すべき人物の友人知人が、あっけなく空襲で亡くなるなど、いたたまれない。

 7:新刊で購入。いつか図書館で借りて読んだ、大泉黒石『預言』のエピグラフに、レオパルディの言葉が使われていたことから、レオパルディって誰?と思って気になっていたのだけど、今回たまたまレオパルディの新刊を見つけて嬉しくなり購入。店主によれば、漱石がレオパルディを好んでいたとか。当時知られた哲学者だったらしいことは、何となく感じている。

 8:司修の絵が添えられているのが嬉しい。

 9:小沢正訳なら、ゆかいな作品に違いないと思い購入。

 10:

 11:版画絵が素敵な薄いハードカバー本。

 12:版画絵が素敵な薄いハードカバー本。

 13:版画絵が素敵な薄いハードカバー本。

 14:版画絵が素敵な薄いハードカバー本。

 15:どこか旅先だったか誰かに勧められて気になっていた漫画。教えられた作者名とタイトルが微妙に違ったけれど、多分この漫画のことだと思って購入。「このマンガがゲスい!」3年連続第1位との帯句。くだらないけど、パッパ読めて面白かった。登場人物の名前がツボだった。棄木煮淫妖斉には爆笑。

 16:

 17:この方の動物版画絵本、初めて買ったけど、シリーズを集めるかどうか検討中。

 18:

 19:

 20:全頁フルカラーでないのが残念だが、富永秀夫のちまちまとしたぬいぐるみ劇のような絵が絵が素晴らしい。物語的には、p.24あたりの、粗末な田舎の服しか着ていないかあさんうさぎを、他の4匹のイースターうさぎがだれひとり、笑ったりしなかったこと辺りにぐっとくる。田舎町では、イースターうさぎになる夢を語って笑い者扱いされたことがあるかあさんうさぎだが、"かしこくてやさしい、なんでもよくわかっている"うさぎたちに囲まれて、任された仕事に集中できる幸せ。ああ、私もこういう場にいつも身を置きたいなあと思う。それにしても、とうさんうさぎはどこにいるのやらなあ。過去に入手済の、原作が同じで、PARCO出版の羽島葉子訳『ふわふわしっぽと小さな金のくつ』との内容の差異を確認したいところ。

 21:

 22:

 23:森田信吾栄光なき天才たち 11,12』集英社 は、浮谷東次郎を採り上げているのだが、そこで紹介されていた本がこれ。その後、ちくま文庫からも出たようだ。

 24:川崎大治おはなしえほんのうちの1冊。あい書房の作品として探していたのだが、これは童心社版。どうやら、1976年初版は、あい書房・発行、童心社・発売だけど、1983年の刷のものは、あい書房の文字がなくなって童心社発行になってる。童心社で探して行った方が、このシリーズは簡単に見つかるかも。この作品は、下駄を大事にしたい女の子が、下駄のお化けの行列を見る話。付喪神を思わせる。下駄からの直接的な復讐はない。何となくぞっとした女の子が描かれるくらい。じゃあ物を大事にしないとね、といった教訓はないのも何だか新鮮。

 25:

 26:某私立小学校の図書室を見学したときに見つけて、短い時間ながらも子どもが食いついた本だったので、探していたのだが、それが見つかったのも嬉しかったが、まさかミニ版が出ていたとは。

 27:こどものとも傑作集48。田んぼに害虫が出て、せっかく育った稲田を焼き払えという王さまの話を聞いたかえるたちが、米が食えなくて人が飢えると、自分たちが食べられてしまうと思って一計を案じるのだが、それというのは、かえるたちが綱引きのお祭りをして大騒ぎして、害虫たちを驚かせて水に落として溺れさせるという離れ業。綱引きは一本の綱を引くのではなくて、片端を輪っかにした二本の綱を引っ掛け合って一本に繋げて、それを引っ張るのだが、輪の大きな綱はめずづな、輪の小さな綱はおすづな、というも面白い。"豊年"と書いた旗も立って、生産・繁栄の象徴になっているのだなと思う。また、沖縄の言葉で、西は"いり"というのは知っていたが、本書の中で東を"あがり"と言っていて、ああそうか、日の出と日の入りで東西を言っているのだなとはっとした。ところで、今回入手の特製版ではなく、ペラペラの月刊誌で初めて出たのは、1972年6月1日になっている。沖縄返還は同年5月15日なので、返還して半月で世に出た作品ということ。儀間さん作品が福音館から出たのはこれが最初かなと思ったが、調べてみると『ねむりむしじらぁ』が、1970年11月1日付で出ていた。当時、どんな風に制作のやりとりをしていたのだろう。何か検閲とか流通制限とか返還前ならではの障害があったりしたのだろうか、などとあれこれ想像した。当時、儀間さんは沖縄在住だったのだろうか、という点も確認してみたいところだけど。

 28:

 29:28を買った直後に入った別の古書店で同じ題名(表記違いはあるが)の本に出会うとは。偶然に驚いて購入。こういう偶然が面白い。2022/8/22読了。しみじみ心を潤ませるようなエッセイだが、とくにp.186のあたり、顔施(がんせ)という言葉を知れたのは、良かった。顔施とは、お布施の一種で、他人に笑顔を施す、笑顔で接すること(ex.顔施もできないとは情けない)。せめて、にこにこして人に対すること。ただでできる施しで、自らの心掛け一つである。p.56、"私は夫を苦しめたけれど、そこまでした私の方だって苦しんでいる。そのことに夫は気づいてくれなかったんですもの。"。p.66、今東光から「寂聴」の法名をいただいた。p.85、一遍上人は兵庫の和田岬で往生を遂げている。p.116、過去帳という言葉を知った。死者の戒名、俗名、歿年月日、享年などを記載した帳簿のことで、私は作家や興味がある有名人が亡くなると、その年月日、時刻をほぼ10年前からメモしてきているのだが、それも過去帳と言えるかもしれない。p.155、北京へ行くことを渡燕(とえん)と言う。p.187、今日出海今東光の弟(そうだったのか〜)。