■今日買った本。計16303円。
a)1003通販にて。
1・益田ミリ『ツユクサナツコの一生』新潮社 ¥1980
2・草野マサムネ、junaida・イラスト『ひみつストレンジャー』角川春樹事務所 ¥2300
3・佐藤ジュンコ『マロン彦の小冒険』ちいさいミシマ社 ¥2640
4・パヴェル・チェフ、ジャン=ガスパール・パーレニーチェク/高松美織訳『ペピーク・ストジェハの大冒険』サウザンブックス社 ¥3630
5・古泉迦十『火蛾』講談社文庫 ¥803
6・竹本健治『瀬越家殺人事件』講談社 ¥3850
7・新宮文明 『つくってあそべる!男の子のかっこいいおりがみデラックス』西東社 ¥1100
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a)に注文していた商品が一通り揃ったとの連絡を受け、12/4に支払いしたものが、本日届いた。いずれも新本。
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3:巻末のミシマ社から出ている佐藤ジュンコ本を見ていると、基本的に切れ目なく佐藤ジュンコの定期エッセイがおそらくWebでされていて、ある程度の期間で本にまとめているみたい。これはそのミシマ社でのエッセイ本の3作目に当たり、2018年4月から2023年3月までの毎月連載だったもの。マロン彦自体は、2年ほど前にボタンから出版されていた『栗尾根マロン彦のたらちねロマン飛行』で知っていたから、ほとんど著者の分身のような感じのマロン彦の日々を綴るエッセイというスタイルは予想通り。新型コロナウイルスの流行や、ロシアのウクライナ侵攻のことや、国内の政治の劣化など目眩のするような激動の近年を振り返り、もう私自身狂ってしまいたいようなでもそう簡単に人は狂えないことを思って、私の頭の中もマロン彦と一緒にぐるぐるした。でもここに少なくとも著者のように、似たようなことを感じ日々を送っている人がいることをしっかりと思い出させてくれて、全くこういう人々と連帯して暮らして生きたいとの思いを新たにした。
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5:2024/1/6読了。第17回メフィスト賞受賞作で、帯によると23年目の2023年にようやく文庫化したもの。イスラム教に取材した本格ミステリで、登場人物名から地名なり専門用語なり馴染みのないカタカナがたくさん出てくる。それでも、すいすい読ませてくれるので、馴染みのない分野も興味津々で隣県への日帰り旅行の間で一気読み。宗教的な理由が殺人の動機でありつつ、全体が宗教的な修行における精神的な自己との戦いでもあり。デビュー作でこの作品完成度とは、驚愕しないわけにいかない。次回作を、星海社から『崑崙奴』を出版予定、と著者紹介に書いてあり、23年以上ぶりの新作ということで、これはどれだけ凝りに凝った作品になっているのか、楽しみ。
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7:図書館で借りてきてはまった本。こういうレシピ本って、安いなあと思う。